LINEは2月27日に、同社の運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の15～64歳の男女を対象に実施した、一番好きなベーカリーのチェーン店や、そのチェーン店が好きな理由に関する調査の結果を発表した。同調査は、1月12日～14日の期間に行われ、5254名から有効回答を得ている。

「ドンク」は特に近畿で人気

　調査対象者に、普段ベーカリー（パン）のチェーン店に行くかどうか、行く人には代表的なベーカリーのチェーン店の中で一番好きな店を尋ねたところ、「ベーカリーのチェーン店には行かない」という人は39.9％となった。男女別では、男性が46.2％、女性が33.7％と、男性の方がベーカリーのチェーン店に行かない人が多い。

　一番好きなベーカリーのチェーン店を尋ねた質問では、「ドンク」（6.5％）が1位となり、以下「VIE DE FRANCE」（4.8％）、「リトルマーメイド」（4.3％）が続いている。

　エリア別では、とりわけ近畿（12.1％）で「ドンク」の人気が高く、北海道では「ペンギンベーカリー」が1位となり、「ドンク」は僅差の2位となった。なお、北海道では「この中にはない」が4割超を占め、他のエリアと比較して割合が高い。

　中国・四国では、アンデルセングループの「リトルマーメイド」が1位となり、同グループの「タカキベーカリー」がそれに続いた。また、中国では「アンデルセン」が3位にランクインしている。九州・沖縄ではJR九州グループのベーカリー「トランドール」が1位となった。

　そのほか、東北では「MAISON KAYSER」、近畿では「神戸屋」、九州・沖縄では「ポンパドウル」もランクインしている。
　一番好きと回答したベーカリーのチェーン店上位三つについて、それぞれ好きな理由を尋ねたところ、1位の「ドンク」を好きな理由としては「クロワッサンやデニッシュがおいしい」が5割超で最多となり、「パンの種類が充実している」「焼きたてパンがある」「菓子パンがおいしい」といったパンについての理由もランクインした。

　2位の「VIE DE FRANCE」を好きな理由としては、「立地がいい」が約4割でもっとも多く、ランキング外ながら「イートインスペースやカフェスペースがある」も1割超で他のチェーン店よりも多い。その他の理由としては「パンの種類が充実している」「惣菜パンがおいしい」「菓子パンがおいしい」が2割台でそれに続いており、とりわけ惣菜パンがおいしい」は2割台後半となり、他のチェーン店と比較して割合が高かった。

　3位の「リトルマーメイド」を好きな理由としては、「立地がいい」が3割超で最多となり、以下「パンの種類が充実している」「菓子パンがおいしい」「惣菜パンがおいしい」「焼きたてパンがある」が続いている。

　そのほか、「MAISON KAYSER」「ポンパドウル」では「ハード系のパンがおいしい」の割合が高めとなり、「神戸屋」は「店の雰囲気がいい」「店がきれい・清潔」といった店舗自体の魅力に関する項目が高めとなった。「タカキベーカリー」は「パンの種類が充実している」「コストパフォーマンスがいい」の割合が、他のチェーン店よりも高めとなっている。