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富山で築120年の古民家を再生、宿とレストランを組み合わせた「楽土庵」開業へ

暮らし

2022/08/23 19:30

 水と匠は10月5日に、築120年の古民家を再生した宿+レストラン「楽土庵(らくどあん)」を、美しい農村景観の「散居村」(富山県砺波市)にて開業する。また、予約の受け付けを開始している。

ピエール・ジャンヌレのラウンジチェアを配置した「楽土庵」のラウンジ

 「楽土庵」は、三方を水田に囲まれた“アズマダチ”と呼ばれる富山の伝統的な民家を活かした、1日3組限定のスモール・ラグジュアリーな宿。土・木・和紙・絹といった古来からの自然素材を用いた周囲の自然環境や歴史と切れ目なくつながる空間に、民藝・工芸や現代アートが調和しつつ設えられている。
 
(上から)特別室「土 do」、客室「紙 shi」「絹 ken」

 コンセプトは、周囲の景観・空間・アート・料理・アクティビティなどを通じて“富山の土徳(どとく)”を体感してもらうことであり、「土徳」は人が自然とともに作りあげてきた、その土地が醸し出す品格のようなものを指す。

 あわせて、「楽土庵」を拠点に散居村の保全と未来継承への取り組みとして、新たな旅のスタイル「リジェネラティブ(再生)・ツーリズム」を推進する。同取り組みでは、宿泊料金の2%を散居村保全活動の基金に充当するとともに、散居村の魅力や課題を体感してもらえるアクティビティの実施、散居村のお米や野菜、地元の伝統産業や工芸作家の器などの使用や散居村オリジナル商品の開発、「楽土庵」ショップでの販売を行っていく。

 敷地内には、富山の海・山・里の豊富な食材を使用した富山ならではのイタリア料理を提供するレストラン「イルクリマ」と、民藝・工芸品、富山の食などを扱うブティックを併設する。

 「イルクリマ」は、イタリア語で“風土”を意味し、辻調理師学校のフランス校で講師を務めつつ、フランスやイタリアのレストランで修業した伊藤雄大氏をシェフとして迎え、地元の豊かな食材を使ってイタリア料理のスタイルで、富山の「土徳」を表現してもらう。なお、その日その季節においしい食材を使用するため、メニューは日々変わっていく。

 なお、開業にあたって、夕食時のスパークリングワイン付き開業記念宿泊プランや、宿での茶道お稽古、富山の森の精油を使ったオリジナル・アロマスプレー作りといった、「楽土庵」ならではの体験メニュー付きプランも発売する。