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SDGsにつなげよう! 「Shufoo!」がフードロスの意識調査を実施

データ

2022/07/05 12:00

 凸版印刷とそのグループ会社であるONE COMPATH(ワン・コンパス)は7月4日に、ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」利用者を対象に実施した、フードロスに関する意識調査の結果を発表した。同調査は、2万2248名から有効回答を得ている。

フードロスの削減を日常的に意識している人は75.1%ながら、実際に取り組んでいる人は68.7%に留まる

 調査結果によれば、フードロスの削減に「日常的に意識している」人は75.1%(「意識している」(28.3%)と「やや意識している」(46.8%)の合計)、「実際に取り組んでいる」人は68.7%(「取り組んでいる」(27.2%)と「時々取り組んでいる」(41.5%)の合計)だった。
 
フードロス削減の意識度と実施度、どちらも西日本の県がトップ3に

 フードロス削減の意識度と実施度を都道府県別でみると、意識度では山口県、熊本県、高知県、実施度では熊本県、島根県、宮崎県が上位を占め、どちらもトップ3は西日本の県となっている。上位20位でも西日本エリアが多く、意識度では12府県(トップ3ほか愛媛県、和歌山県、奈良県、福岡県、宮崎県、兵庫県、滋賀県、大阪府、京都府)、実施度では13府県(トップ3ほか福岡県、愛媛県、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県、大阪府、大分県、岐阜県、鳥取県)がランクインした。

 東日本エリアでは首都圏が多く、意識度では上位20位にランクインした東日本8都県のうち首都圏が5都県(神奈川県、東京都、群馬県、千葉県、埼玉県)、実施度では7都県のうち5都県(神奈川県、東京都、群馬県、埼玉県、千葉県)となっている。
 
6割超の人が「食品の値上げ」はフードロス削減に「影響がある」と回答

 原材料価格や原油価格の高騰、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、急激な円安などに起因する食品の値上げが、フードロス削減への意識に影響を与えているかを尋ねたところ、「影響がある」(22.5%)と「やや影響がある」(38.3%)を合わせた割合は60.8%に達した。
 
フードロス削減への取り組み、「食材・食品の賞味期限を意識」が最多に

 フードロス削減の取り組みをしている人に対して、実際の取り組み内容を尋ねた質問(複数回答)では、「食材・食品の賞味期限を意識している」(64.2%)、「冷蔵庫に入っている量を把握する」(50.7%)、「食品・食材を購入しすぎない」(46.3%)が上位となっている。
 
フードロスしがちな食品/賞味期限が延びてほしい食品、どちらも「野菜・果物」が1位を獲得

 「つい捨ててしまう・食べ切るのが難しい食品・食材」と「賞味期限・消費期限が延びればいいと思う食品・食材」を挙げてもらったところ、どちらも「野菜・果物」が1位となった。

 2位は「つい捨ててしまう・食べ切るのが難しい食品・食材」では「調味料」、「賞味期限・消費期限が延びればいいと思う食品・食材」では「卵・牛乳・乳製品」がランクインしている。
 
つい捨ててしまう・食べ切るのが難しい野菜、キャベツ、ゴーヤ、にんじん、だいこんが上位に

 つい捨ててしまう・食べ切るのが難しい「野菜」を尋ねた質問(複数回答)では、「キャベツ」(14.7%)、「ゴーヤ(にがうり)」(14.0%)、「にんじん」(11.9%)、「だいこん」(11.9%)が上位を占めた。