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インテルの最新CPU搭載機&Evoは今が買いどき? 夏商戦に向けた販売戦略を聞いた

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2022/06/20 17:30

 インテルCPUを搭載したノートPCの販売が好調だ。最新の第12世代インテル(R)Core(TM)プロセッサー・ファミリーを搭載したPCが各社から出揃い、市場が盛り上がっているのがその要因だ。特にインテル(R) Evo(TM)プラットフォームに対応した製品は高単価で販売サイドにとっても魅力的で、夏のボーナス商戦期に売り場の目玉となることが予想される。

インテル マーケティング本部の上野晶子本部長に夏商戦に向けた戦略を聞いた

 全国の家電量販店ECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、インテルの販売台数シェアは直近半年の間に10%以上の伸びを示し、2022年は60%前後で推移している。インテル マーケティング本部の上野晶子本部長は「ハードウェアが新しくなったことよりも、ユーザーを取り巻く環境が変わり、その求めに応じられていることがご支持いただいている理由と考えている」と語る。
 
CPU別のノートPC販売台数シェア推移。
インテルが好調を維持している
 

ライフスタイルが変わり、PCに求めるものも変化

 昨今のユーザーは以前に比べて、求める使い方がちゃんとできるかをより重視し、必要と判断すれば多少単価が高くてもしっかりした製品を選ぶ傾向にある。これは消費者が賢くなってきているということであり、最新CPU搭載機やEvoの魅力をきちんと伝え、納得してもらえれば購入につながりやすい土壌が整いつつあるとも言える。

 2020年から世界的感染流行となった新型コロナは、世界中の物流を停滞させ、人々のライフスタイルを激変させた。PC業界にとっての大きな変化は、これまでモバイル端末で十分だと考えていた若い世代や外回り中心の営業職の間で、PCを利用する時間が増えたことだ。仕事や授業でPCに触れる時間が延び、PCでできることを具体的に知るようになった。自分がPCで何をやりたいのかも分かってきた。「いま新しいPCがあれば、自分は変われるかもしれないと考える人が増えている」と上野氏は指摘する。

 そんなユーザーに自分のニーズに適したPCを店頭でどうやって選んでもらうか。鍵となるのは「Evo(イーヴォ)」だ。すでにご存知の方も多いと思うが、Evoは簡単に言えば、インテルがPCを快適に利用するために必要と定めた、一定の条件を満たしたPCに与えるお墨付きのこと。2020年の年末に第1版を発表し、現在は最新の第3版が発表されたばかりだ。
 
Evoは第3版となり、バッヂも新しいデザインに刷新された

実は難しくない“Evo” 誰でも快適に使えるオールマイティの証

 Evoの認定条件となるハードウェア仕様は細かく広範囲に渡って定められている。このため、ハードウェアに詳しくないとEvoが何なのかよくわからないと感じて敬遠するユーザーもいるかもしれない。実際、数年前までのPC業界では、ハードウェアの規定がプラットフォームの中心という考え方があった。ユーザーもそれに慣れていて、パワーユーザーほどそれが当たりまえだと思っていた。
 
最新のEvoプラットフォームの仕様要件

 しかし、実はEvoのことを詳しく知る必要はまったくない。Evoの仕様が細かいのは、ユーザーがハードウェアのことをよく分からなくても、ストレスなく快適にPCを利用できるようにするためだからだ。店頭ではそのことをエンドユーザーにいかに伝えるかが重要になっている。

 たとえば、PCの電源を入れて画面が表示されるまでの時間は、計測すれば新しいものほど短くなっていることが数値で分かる。しかし、現在のユーザーはスマートフォンで手に取ったデバイスの画面がすぐに表示される環境に慣れている。PCの電源を入れたとき、画面がすぐに表示されないことに以前よりストレスを感じるようになっている。「ハードウェアの数値だけ見比べて良くなったと訴えても、ユーザーの求める快適さと乖離ができている」と上野本部長。もちろん、ハードウェアの数値もこれはこれで製品選びの指標として大事な役割を担っているが、そこばかり強調しても、売り場で響かない層が増えてきているということだ。

Evoや第12世代CPUの特徴をイメージで伝える

 Evoの役割は「認定PCを使えばイライラしない、ストレスが溜まりにくい」と示すことにある。「認定PCならこれができる」「この使い方には認定PCが必要」といったゼロサムの指標ではなく、快適性という人によって合格点の違うラインを表している点は野心的でさえある。

 「EvoのPCを学校のクラスにたとえると、あまり目立たないけれど満遍なくできる偏差値の高めの子のイメージだ。クラスの中には、凄く足が速くてモテるけれど勉強が苦手な子、あるいは勉強はできるけれど運動は苦手な子といった、長所と短所のはっきりしたわかりやすい子もいると思うが、そういう子ではない。別のたとえ方をするなら、一緒に遊んでいるときだけ楽しい恋人ではなく、長く一緒にいて過ごしやすいパートナーのようなものとも言える」(上野本部長)
 
数字を使わずに“たとえ”でEvoの魅力を伝える上野本部長

 数字で比べられてもピンと来ないタイプのユーザーには、こうした「イメージに基づく説明」のほうが理解しやすいかもしれない。第12世代インテル(R)Core(TM)プロセッサー・ファミリーの魅力の伝え方についても同様のことが言える。前世代からこれだけパフォーマンスが上がったと、ベンチマークテストの数字を比較して見せるより、刷新したアーキテクチャにどういう利点があるのか、何かにたとえてユーザーのメリットを伝えたい。

 当たりまえだが、伝える側が何かにたとえるには、本質をしっかり把握しておくことが必要だ。第12世代Core モバイル・プロセッサーでは、馬力に優れたPコア(Performance-cores)と、省エネに優れたEコア(Efficient-cores)という2つの特長の異なるコアが、ワンパッケージになっていて、PCの用途に応じて動作するコアを自動的に切り替える仕組みになっている。このため、パフォーマンが必要な場面ではPコアが働いて優れた結果を叩き出し、あまりパフォーマンスが必要ない場面ではEコアが働いてバッテリー消費や発熱を抑える。

 「心臓みたいなずっと動かさなきゃいけない筋肉と、飛んだり走ったりの瞬発力を出す筋肉では、役割と適正が異なる。片方のタイプの筋肉だけでは無駄に汗をかいたり、熱を持ったりして、パフォーマンスが落ちたり、すぐにバテたりする。二種類の筋肉を持ち、使い分ける脳がある、それが第12世代のCPUの特徴だ。普段は省エネで、必要なときに必要なパワーを自動で引き出すCPUと、どんな用途にも満遍なく力を発揮するEvoのプラットフォームが揃った。この夏のボーナス商戦は、一番の買い時だと思う」(上野本部長)。

 eスポーツをプレイするゲーマーのように、ずっとアクセルをベタ踏みにする使い方もあるだろう。そういうユーザーは、Evoから外れて特徴の際立ったマシンを選べば良い。店頭ではPCを探すお客が、用途のはっきりした特別なPCを求めているのかどうかの見極めに注意したい。その人が何をやりたがっているのか、きちんと聞き出して用途に適したPCを提案できれば、顧客満足度も高まる。販売員の顧客からニーズを聞き出す能力はますます重要になってくるはずだ。
 
体験型ストア「b8ta Tokyo - Shibuya」でインテルが実施した
「Intel Premium Pop Up Store」
 
PC以外の機器も合わせて展開することで、
より使い方を想起しやすい売り場を目指した
 
 
インテルではQuizKnockを起用したプロモーションも実施している。
「ふくらPのマジックでカードを○○に!?#Shorts」を公開中。
店頭などで上手く活用したいところだ

家に1台置くならば、PCの形をしたもので

 「PCの形をしたものが家にあったほうが家族のストレスレベルが下がる」ことも指摘しておきたい。これは非常にユニークな着眼点なのだが、上野本部長いわく「子どもがマンガを読む姿より、文章が縦書きになった本を読む姿のほうが親は安心する。同じYouTubeを観るにしても、タブレット動画だけ延々見ている姿より、キーボードのあるPCでときどき何かインプットしている姿のほうが絶対に安心度は高い」とのこと。


 在宅ワークで使うにあたっても、時折ゲームなどで息抜きができるPCのほうが便利だが、家族に露骨に遊んでいるところを見られたくないという人もいるだろう。ゲームがプレイできる性能を持ちながら、見た目はスッキリしたビジネスPC。Evoプラットフォームに準拠したPCなら、そんなニーズも満たせる。
 
第12世代CPU搭載&Evo準拠の注目モデルDynabookの「dynabook R9/V」。
軽い・速い・頑丈の3拍子が揃ったノートPCで、
最大24時間の長時間バッテリー駆動も魅力
 
Dellの「XPS 13 Plus」は全てのモデルで第12世代CPU搭載&Evo準拠。
極狭ベゼルの美しい液晶ディスプレイや洗練されたデザインのキーボードやタッチパッドを搭載し、
未来を感じさせる一台

 「安価なPCを人数分買うよりも、家族で使えるEvoを1台購入して使い回す方が、家族の満足度もトータルコストも希望にかなう。夏商戦で、子どものために買う、家族のために買う、自分のために買う、副業のために買う、やりたいことをやるために買う、いろいろな“買う”という気持ちが高まる」(上野本部長)。販売員は売り場で「どんなPC?」という“モノ”軸ではなく、「何のため?」を掘り下げる“コト”軸を掘り下げることが今まで以上に求められてきそうだ。
 
 
インテルは「インテル(R) Blue Carpet Project」というクリエイターや
学生をサポートする支援も行っている。
PCにできる“コト”の新しい可能性が生まれる取り組みとして注目したい

 上野氏はディスプレイコンテストのような、売り場のアイデアを募る工夫も検討していると言い、販売現場のパートナーとも積極的に情報交換したいとの考えだ。夏商戦、そして年末商戦へとPC売り場を盛り上げていけるか。今後の展開に注目したい。(ライトアンドノート・諸山泰三)

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