2021年新型iPhone予想 値上げ・SE第2世代販売終了・新色追加

時事ネタ

2021/09/02 19:05

 2020年5月発売の「iPhone SE(第2世代)」は、今年8月半ばから、MNP、3Gケータイからの機種変更など指定の条件を満たすと、64GBで一括10円・一括1円といった特価で販売され始めた。乗り換え先と現状の毎月の支払い額(プラン料金)がほぼ同じと仮定すると、それまで最安の買い方だった、Appleのオンラインストアや一部の家電量販店で取り扱っているSIMフリー版より断然安い。

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、直近の8月第4週(2021年8月23~29日)のスマートフォンのシリーズ別販売台数ランキングで、iPhone SE(第2世代)はシェア24.6%を占め、1位を獲得。2位には「iPhone 12」が続く。1位と2位のシェアは10ポイント以上も開き、おおむね価格が要因とはいえ、iPhone SE(第2世代)の人気がうかがえる。なお、確認した店舗では、1円などの特価は、8月31日までの期間限定と案内されていた。
 

 ランキング上位10位以内のうち、Androidスマートフォンの「AQUOS sense5G」「Xperia 10 III」「OPPO A54 5G」とiPhone 12シリーズは、次世代通信規格の「5G」に対応。iPhone SE(第2世代)は価格が手ごろな反面、5Gには対応していないため、今年秋以降、自宅や職場周辺が5Gエリアになるようなら、5G対応のiPhone 12シリーズから選んだほうが同じ端末を長く使えるかもしれない。
 
ドコモの5Gサービスエリアマップ
(2022年8月22日時点、赤色が5Gエリア)

 なお、5Gには高速・大容量の「ミリ波」と、現行の4G技術の転用ができる「Sub-6」の二つがあり、日本版iPhone12は、ミリ波には非対応となっている。iPhoneで利用するために、最新の5Gサービスエリアや今後のサービス拡大予定エリアを確認する際は「Sub-6」の範囲をチェックしよう。
 
ドコモの「瞬速5G」の5Gサービス拡大計画。
2023年3月末までに高速・大容量(ミリ波)の人口カバー率約70%を目指す

 例年通りだと、毎年9月上旬~中旬に新しいiPhoneが発表される。発売時期は9月下旬から11月と、年によって幅がある。8月半ばから一部の店舗で突如始まったキャリア版iPhone SE(第2世代)の期間限定特価セールを見て、今年は、製品名(名称)にナンバーの入ったメインの新型iPhoneと、新たに5Gに対応する「SE」の後継機種の2ラインが同時に発表されるのではないかと思った。

 他社より1シーズン遅れて、UQ mobileも9月2日から5G対応プラン「くりこしプラン +5G」の提供を開始する。ドコモ・auソフトバンクとそのサブブランドの5Gプランが出揃ったことで、自宅に無線LANWi-Fi)を導入せずに、オンラインバンキング、インターネットショッピング、各種予約など、何でもスマートフォン1台で済ませたいなら、5G対応機種を買ったほうがいい段階に入ってきた。
 
今年一番売れたiPhoneの「iPhone SE(第2世代)」は5G非対応

 新型iPhoneについて、「5G対応のSE後継機種の発売予告」に加え、ストレージの大容量化による「値上げ(最上位機種で20万円超え)」、オンラインショップでカートに入れる際に迷って決まらなくなる「合計10以上の多彩なカラーバリエーション」を予想したい。値上げは残念だが、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響で店舗運営コストや配送コストがかさんでいると考えられるため、その転嫁としてもやむを得ないだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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