• ホーム
  • トレンド
  • 1000人に聞いた「キャンプの初期費用は?」、おうちキャンプも人気

1000人に聞いた「キャンプの初期費用は?」、おうちキャンプも人気

データ

2021/08/22 12:00

 大自然のなかでゆったりと過ごせるキャンプ。閉塞感のある昨今だからこそ体験してみたいという人もいるだろうが、一方で初期費用が気になって二の足を踏んでいるという人もいることだろう。そんな人のために、auコマース&ライフは全国の20代~60代の男女1000人を対象に、これからキャンプを始める人のための意識調査の結果を公開した。初期費用の平均をはじめ、有益な情報が多く得られるので紹介したい。

キャンプを始めるにあたり予算はどれくらい用意すればいいのか

初期投資額の平均は7万8362円

 キャンプを始めるにあたって、必要なアウトドアグッズを購入したという人の割合は97.1%にのぼるという。その平均額は7万8362円だ。

 さらに、キャンプへの累計投資額は、キャンプ経験3回以内の人は平均9万4837円、10回以内の人は平均16万7463円、30回以内の人は29万553円、30回より上の人は50万510円となっている。

 やはりキャンプを始めるにはそれなりの初期投資が必要であり、またキャンプを重ねるごとに出費は増えるといえるだろう。

最初に買いそろえた割合が最も高いのは「テント」

 キャンプを始めるにあたって買いそろえた割合が最も高かったアイテムはテントで、63.9%の人が購入している。2位はテーブル・チェアで51.6%、3位はシュラフ(寝袋)で46.7%だ。一方、買わなくてよかったものについても調査がおこなわれたが、すべてのアイテムにおいて買わなくてよかったと回答した割合が5%未満と低い。どのアイテムも使ってみると便利であると感じているようだ。

意外とあると便利なもののトップは「虫除け道具」

 意外とあると便利なものについての調査では、虫除け道具が27.9%の割合で首位、続いてバーナーが24.6%、応急処置・救急箱が20.8%となっている。また、5位のクーラーボックスはベンチの代わりやシートなどの重しの代わりになったり、9位のレジャーシートは雨よけや風よけ、タープ代わりになったりするなど、さまざまな目的に使える点を便利に感じたことでランクインしたものも存在する。
 
自然への感謝を忘れず、キレイに後片付けして帰ろう

初心者は100均をよく使う

 アウトドアグッズの購入場所は、やはりアウトドア・キャンプ用品専門店が82.0%と最も回答が多いという結果に。ホームセンターが66.8%、ECサイトが58.0%と続くなか、100円ショップも41.2%で4位にランクインしている。特に、キャンプ歴1年以内では過半数の51.6%が100円ショップを利用しており、初心者が好んで使っているようだ。

自然が好きな人がキャンプを始める

 キャンプを始める動機に関しては、「自然が好きだから」という回答の割合が61.6%を占めた。また、「もともとアウトドアが好きだから」という回答(53.7%)や「友人・知人にすすめられた/誘われた」(34.0%)という人も多い。

 カテゴリ別にみると、初心者においては、「アウトドアブームだから」という理由や、「新しい生活様式に合うコロナ禍でも楽しめる娯楽だから」という回答の割合が全体に比べて高い。

自宅でのキャンプも人気

 大自然のなかのキャンプだけでなく、自宅でのキャンプも人気であることが調査で判明した。おうちキャンプやベランピングについては、「したことがある」と回答した人の割合が36.8%、「したことはないがしてみたい」と回答した人の割合が33.8%と、関心が高い。

 また、自宅のインテリアにアウトドアグッズを取り入れている、あるいは取り入れていないが取り入れたいと回答した人の割合は64.2%と高く、特に男性の20代~30代の割合が高いという。男性の20代~30代は、「アウトドア用品集めに関して奥が深いところ」をキャンプの魅力として挙げており、単なるキャンプ用のアイテムとしてだけでなく、その見た目も人気になっているようだ。
 
室内に置いても映える“ギア”は多い

参考になる映像コンテンツ首位は「ヒロシちゃんねる」

 YouTubeなどの動画配信サービスでもキャンプ系の動画は人気だが、アウトドアグッズを買う際に参考にしている映像コンテンツに関する調査では「ヒロシちゃんねる」が35.1%でトップだった。タレントのヒロシさんはキャンプを教わってみたい著名人の調査でも43.0%の割合でトップであり、支持率の高さがうかがえる。

 一方、ベテランキャンパーは参考にしている映像コンテンツはないという回答の割合が高く、確固たる自分の好みを確立してグッズを購入しているようだ。

思い立ったが吉日、キャンプを楽しもう

 この調査でキャンプにはそれなりの費用がかかることがわかったものの、それでもキャンプを始めたり続けたりする人が多いということは、それを上回る魅力があるということなのだろう。思い立ったら吉日という言葉があるように、迷うよりもまずは初めてみるのも1つの手だ。きっかけはどうあれ、キャンプの魅力を十分に楽しんでほしい。(ライター・ハウザー)