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時短調理の味方「無水鍋」、売上前年比が6倍に! 楽天市場ヒット番付公開

時事ネタ

2020/12/03 19:00

 楽天は、「楽天市場 ヒット番付 2020」を発表した。同社はECサイト楽天市場の購買データから1年の消費動向や社会情勢を振り返り、その年のトレンドを象徴するキーワードを番付形式で毎年発表している。今年の横綱に選ばれたのは、西が「おうちで本格グルメ消費」、東が「応援消費」だった。

楽天市場のヒット番付2020が公開された

 このほか、大関は西が「韓国エンタメ消費」、東が「おうちアウトドア消費」。関脇は西が「おうちオフィス改革」、東が「DIYエクササイズ消費」。小結は西が「ワンマイルファッション」、東が「愛でたい消費」。来年に向けた「期待株」は西が「おうちグレードアップ消費」、東が「ストーリー需要」だった。

西の横綱「おうちで本格グルメ消費」

 西の横綱は、自宅でも本格的な食事を楽しみたいというニーズが顕在化。外出自粛などの影響を受け、自宅で料理する頻度が高まったことにより、「毎日の食事をいっそう楽しみたい」「手間は省きながらいつもと違った味に挑戦したい」という傾向が表れた。

 特に人気だったのは、無水鍋やホットサンドメーカーなどの調理家電。20年1月1日~9月30日の期間における売り上げは、無水鍋が前年同期比で約508%増、ホットサンドメーカーが約248%増と好調に推移している。食材と調味料を入れて一定の時間火にかけておくだけで簡単においしく煮込み料理をつくることができると、注目を集めた。
 
今年大躍進した製品

東の横綱「応援消費」

 東の横綱「応援消費」は、消費を通じて各地域の事業者や生産者を応援する動きが活発化していることを受けて選出された。こちらも新型コロナウイルス感染拡大により遠方に行きにくい状況が続いたことで、表れた消費活動だ。地域産品の新たな販路として、ECを活用しようとする地方自治体の動きも重なった。

 楽天市場で開催したWEB物産展「まち楽」の20年4月1日~11月10日までの売り上げは、前年同期比534%増。楽天ふるさと納税については、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた自治体の支援を目的とする企画に寄せられた寄付金額が、10月に33億円を突破した。
 
応援消費に沿った特集

東西「期待株」

 来年に向けて消費が伸びると期待される「期待株」。西の「おうちアップグレード消費」は、自宅で過ごす時間が増えたことから、その時間を充実させるために消費が加速していることを受けてノミネートされている。20年1月1日~9月30日の期間における売り上げは、点サウナが前年同期比で約550%増、家庭用プールも約256%増という伸びだった。来年も引き続き、家具や家電をアップグレードする需要は続くとみられる。
 

 東は作り手の顔が見え、商品が出来上がるまでの過程や苦労、生産者の思いなどが分かるようなストーリーのある「共感を生む商品」に注目が集まっている。20年1月1日~9月30日までの前年同期比では、波佐見焼が約73%増、今治タオルが約52%増と伸長した。
 

 楽天市場では、「楽天市場 ヒット番付 2020」の特設ページで、関連した商品を紹介している。12月4日からは「楽天スーパーSALE」も実施する。この機会に、新しい生活様式のなかで快適に過ごす方法を見つけたい。