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上新電機の中間決算、EC売上が前年比22.6%増、大阪日本橋エリア再編は「積極投資」

経営戦略

2020/11/10 20:30

 上新電機は11月10日、2021年3月期第2四半期(4~9月)の決算説明会を開催した。その中で、新型コロナECが好調だったことと、現在進行中の本社のある大阪日本橋エリアの店舗再編について改めて説明した。


 第2四半期決算は巣ごもり需要で、テレビ、PC、ゲームなどの販売が好調で、売上高が2266億円(前年同期比4.5%増)、営業利益が73億円(16.9%増)、経常利益が72億円(17.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が42億円(1.8%増)と、営業利益と経常利益が二桁増となった。

 売上高の内訳をみると、構成比で8割を占める店頭販売が2.0%増だったのに対し、15%を占めるEC事業は22.6%と大幅に伸長。同社では、「コロナ禍でECは4月から高い伸びを示し、成長エンジンの最有力」とし、在庫の確保と、スピーディーな出荷体制の構築に注力していくという。ちなみに、第1四半期は36.6%増だった。

 なお、上新電機のリアル店舗とネットの戦略は、店舗を関西や東海、関東、北信越エリアで展開し、その他の全国をEC事業でカバーしていく考え方だ。
 

 ECでは、直近で新型コロナで一時延期していた楽天とのO2Oキャンペーンの第1弾を8月21日~9月3日に開催。楽天市場のトップページにキャンペーンの告知をしてリアル店舗への送客を狙うもので、30~50歳代を中心とし幅広い客層からエントリーを受け付け、EC事業の大幅な伸びに貢献しているという。
 

 大阪日本橋エリアの再編では、11月7日に旧J&Pテクノランドを「ジョーシン日本橋店」としてオープン。周辺にあった日本橋1ばん館(11月3日閉店)とディスクピア日本橋店(10月25日閉店)を移転して統合した。

 さらに、スーパーキッズランドキャラクター館(11月23日閉店)を、スーパーキッズランド本店の1階に移転・統合して11月28日にオープンする。これらの建て替えや耐震補強工事に伴う特別損失の約14億円は第2四半期で計上済みで、「日本橋再編はスクラップ&ビルドによる積極的な投資と考えてほしい」と前向きな再編であることをアピールした。今回の再編は第1フェーズ。第2フェーズ以降の計画は、具体的に決定次第公表していく。

 通期の業績予想は、売上高4200億円(1.0%増)、営業利益95億円(5.8%増)、経常利益95億円(6.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は50億円(7.7%減)とする。(BCN・細田 立圭志)

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