政府は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、外出自粛要請を出している。ゴールデンウィーク期間中の帰省もオンラインで行うよう呼びかけており、早期に終息に向かわせるには重要な時期だと訴える。人との接触機会が減るなか、少しでも現実に近い形で人とコミュニケーションをとる手段として注目を集めているのは、ビデオ通話サービスだ。どれを使ったらいいのか迷っている人のため、スマホがあれば使えるオススメのサービスをまとめてみた。

外出できない今だからこそビデオ通話サービスによるコミュニケーションが注目されている

LINEのビデオ通話

 多くの人が事前準備なく使えるのは、「LINE」のビデオ通話だろう。顔を見合わせながら通話をしたい相手とのトーク画面を開き、受話器のマークをタップ。「無料通話」「ビデオ通話」と表示されるので、後者を選んで相手が応えればビデオ通話が開始される。グループで通話する場合も同様の操作だ。
 
LINEのビデオ通話

 普通に通話するだけでなく、自らの顔に「ネコの耳」や「イヌの鼻」などを被せて表示したり、背景を変更したりと、多彩な機能も搭載する。“オンライン飲み会”などで活用すれば、場の雰囲気も和むはずだ。露骨な寝間着から着替えるなど、身だしなみを最低限整えておけば、ごまかすこともできるはずだ。

たくのむ

 アプリを利用しないサービスもある。なかでも「たくのむ」は、3月30日にスマートフォンに対応した新しいオンライン飲み会サービスだ。主催者が発行したURLにアクセスするだけで、今なら12人まで無料で参加することができる。アカウントを作る必要がないので手軽だ。
 
たくのむはオンライン飲み会に特化したサービス

 背景の変更や美肌加工、自分の顔をじゃがいもにするなどの加工も可能。利用時間も限られない。今後は、出前を注文できる機能や利用中に自動で撮影された写真を閲覧できるアルバム機能などを追加する予定だ。

Zoom

 オンライン会議サービスとして活用されている「Zoom」も、主催者が発行したURLにアクセスするだけで参加できるサービスだ。スマホにアプリをインストールしておけば、スムーズにスタートすることができる。背景を変更する機能はあるが、顔を加工する機能はないので、ある程度、身だしなみは整えておいたほうがいいだろう。
 
オンライン会議サービスとして活躍するZoomもビデオ通話として利用できる

 今回オススメするサービスは先述の三つだ。このほか、アプリやアカウントを用意する必要はあるが、「Skype」や「Face Time」も候補にあがる。ただ、一から用意するとなると少し手間がかかってしまうかもしれない。

 また、部屋を片付ける余裕がないときなどは、背景にブルーシートなどを貼っておくなどをすれば、その場をしのげるのでおススメだ。

 オンライン「帰省」「飲み会」のメリットは、時間や場所の制約がない点。もちろん、声を出すタイミングが他の人と被ってしまった際に、上手く聞き取ることができないなどの難点はある。また、スマホスタンドなどが無いと、長時間スマホを手で支えなければならない。スマホを扱うスキルは必要だが、LINEなどでメッセージのやり取りをできるほどのリテラシーがあれば、年齢を問わず、問題なく使えるはずだ。(BCN・南雲 亮平)