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Androidスマホのメーカーシェア、シャープが3年連続No.1に王手

 全国の家電量販店ECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年1月~11月のAndroid搭載スマートフォン(スマホ)のメーカー別販売数量シェアでトップに立っているのは、2年連続No.1に輝いているシャープだ。同社は冬商戦に向けて新製品「AQUOS sense3」シリーズを投入し、3年連続No.1に王手をかける。


 シャープのシェアは24.9%と、2位とは10.0%以上の差が開いており、圧倒的な人気を誇っている。シェア推移を見ると、10月に消費税増税と分離プラン導入のあおりを受けているが、11月に復調し、安定してトップを走っている。
 

 11月の復調をけん引したのは、シャープが冬商戦に向けて投入した新製品、ミドルクラスのスマホ「AQUOS sense3」だ。12月には、よりエンターテインメントを楽しむことができるモデル「AQUOS sense3 plus」も投入する。両機種とも、2年連続No.1をけん引した「AQUOS sense2」シリーズの後継機種として、初めてスマホを使うユーザーにも、スマホ買替えユーザーにも、ますます満足のいくスペックとなっている。
 
シャープの2019年度冬モデル「AQUOS sense3」(右)と「AQUOS sense3 plus」

迷っても迷わなくても選べる「AQUOS sense3」

 AQUOS sense3は、5.5インチのフルHD+IGZO液晶ディスプレイを備えたスマホ。OSはAndroid 9で、CPUはSnapdragon 630、メモリは4GB、ストレージは64GB。防水・防じん性能やおサイフケータイを備え、スマホに求められる基本的な性能はしっかりと押さえている。特徴的なのは、バッテリーの持ち時間だ。バッテリー容量は4,000mAhで、「1週間の電池持ち」を実現とうたっている。
 
タフなバッテリーを備える「AQUOS sense3」
(左から、ライトカッパー、シルバーホワイト、ブラック)

ミドルハイクラスのエンタメスマホ「AQUOS sense3 plus」

 上位機種AQUOS sense3 plusは、先述のAQUOS sense3の特徴を押さえつつ、さらにエンターテインメントを楽しめるスマホだ。CPUはSnapdragon 636で、メモリは6GB、ストレージは128GBと高性能になっており、画面も0.5インチ大きい6.0インチのフルHD+IGZO液晶ディスプレイ。立体音響システム「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを搭載しており、迫力のある動画や音楽を楽しむことができる。
 
エンターテインメント面に機能を強化した「AQUOS sense3 plus」
(左から、ムーンブルー、ブラック、ホワイト)

 カメラはどちらの機種も、必要十分以上の性能を備える。AIが被写体やシーンにあわせて撮影モードを自動で選択するので、カメラ初心者でも鮮明な写真を撮影することができるのが強みだ。動画撮影時には、自動でダイジェストムービーを作成する機能も備える。
 
被写体やシーンによって撮影モードを自動で選ぶ(写真ではネコモードになっている)

スマートフォンデビューにも

 前機種sense 2で人気だった「かんたんホーム」画面も健在だ。ホーム画面のアイコンを大きく表示することで見やすさと誤タッチを防止。よく電話する人を登録しておけば、ホーム画面から1タップで発信することができる。二つ折りケータイから乗り換える人にとっては、安心の機能だ。
 
かんたんホームにするとアイコンが大きくなって使いやすい

ハイエンドに迫る性能を備えたAQUOS sense3シリーズは、コスパを重視する人や初めてのスマホ選びで迷った人の選択肢に上がる存在になりそうだ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。