今年もあと1カ月足らず。来年2020年はいよいよ5G(第5世代移動通信)サービスが始まる年です。4G時代を振り返ると、スマホと米GAFA/中BATを生み出し、サイバー空間の存在感が一段と大きくなりました。残念ながら日本企業の存在感はイマイチだった印象です。

 では、5G時代はどうなるでしょうか。スマホ・GAFA/BATは、サイバーが主戦場というイメージでしたが、5GはIoTやCASE、遠隔医療・介護といった「リアルとサイバーの融合」――、国の政策「ソサエティ5.0」で掲げるスマート社会に関連したビジネスが本格的に立ち上がる年となる可能性があります。

 日本の産業構造は、さまざまな業種・業態のリアル領域の方が重みがあるといわれています。リアルとサイバーの融合によって強みが生かせるとすれば、5G時代は日本企業の存在感が再び増すことを期待したいものです。(安藤章司)

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