NTTコミュニケーションズの海外事業は、旧ディメンション・データと統合して本社を英国ロンドンに7月1日から置いています。社名はNTTリミテッド。

　NTTコムの営業範囲は国内と海外に進出している日系企業に限られるため、ずいぶんドメスティックな会社になったとの印象を持っていたのですが、実態はNTTコムが開発したサービスをNTTリミテッドが全世界で販売する商流がメインになるようです。

　NTTリミテッドは旧ディメンションCEOのジェイソン・グッドール氏がトップに就いていますが、NTTコム側を代表して森林正彰副社長が近く渡英。NTTコムと連携を密にとりながらジェイソン氏と二人三脚で海外ビジネスを伸ばしていく体制になるとのこと。

　森林副社長は3年前に7年間のロンドン勤務を終えて帰国。当時は欧州市場を担当していましたが、今回の渡英では日本を除く全世界を見ることに。ドメスティックどころか、むしろドメスティック成分が完全に抜けてしまったポジションに就くことになったようです。（安藤章司）

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