流通・小売業は、今年10月スタート予定の消費税の複数税率への対応をはじめ、2023年10月には複数税率に対応した「インボイス制度」の本格実施、さらにNTTのIP網移行に伴う従来型電話線を使ったEDIの切り替えなど、システム改修が続きます。

 いずれも国やNTTの都合で、システム改修やPOSレジの買い替え、インターネットEDIへの切り替えを迫られている状態です。加えて、改修の負担が続く中、複数税率の導入時期が、延期になるかもしれないとのうわさも飛び出す始末。混乱は当面続きそうです。

 売り上げや利益につながりにくいIT投資が続く流通・小売業。その負担を少しでも和らげるのもIT業界の重要な役割です。IT業界にとってビジネスチャンスであるとともに、どうしたらスムーズかつ低コストに改修できるかの智恵が求められています。(安藤章司)

【関連記事はこちら】
EDI移行は時間との勝負 ピーク時は年率7~8%の伸びが見込める
EDI移行を促す周知活動を本格化 「NTT都合」重く受け止め、SIerと密接に連携――NTT東日本
EDI商材の刷新着々と ISDNサービス終了の“特需”を掴む――キヤノンITソリューションズ
ZEDIが中小企業の生産性向上の切り札になる? 中小企業共通EDIとの連携で受発注・決済を効率化
富士通FIP、ZEDIを活用して入金消込業務の負担を軽減する新サービス
制度対応と人手不足で更新の波が押し寄せるPOSレジ市場