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「STOP!ヒートショック」プロジェクト、東京ガスなど参画企業が対策を啓発

販売戦略

2018/11/12 17:00

 東京ガスは、ヒートショック対策の啓発を目的に、幹事企業として「STOP!ヒートショック」プロジェクトを立ち上げ、オフィシャルサイトを11月1日に公開した。プロジェクトに参画する協賛企業は、コロナ、セコム、ダイキン工業/ダイキンHVACソリューション東京、TOTO、ノーリツ、パーパス、LIXIL、リンナイの計9社。

「STOP!ヒートショック」プロジェクトのプロモーション統一ロゴ

 ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化が体に与えるショックのこと。高齢者に多い入浴中の急死と血圧の変動は深く関係しているといわれているが、安全な入浴方法など、ヒートショックを未然に防ぐ対策は十分に理解されておらず、今後対応が必要なテーマの一つとなっている。

 「STOP!ヒートショック」プロジェクトでは、11月1日~2019年2月28日を重点活動期間と設定。オフィシャルサイトでは、身近なリスクを確認できるコンテンツ「おうちの対策おすすめポイント」「お風呂の安心度チェック」や、自宅ですぐに実践できる対策動画を用意し、ヒートショックに関する正しい理解の浸透と対策の促進に努める。ヒートショック対策の一助として役立つ、協賛企業の商品やサービスも紹介する。
 
オリジナル啓発ポスターやリーフレットを用意

 リアルでの取り組みとしては、協賛企業各社が開催するイベント・展示会などで、啓発ポスターの掲示やリーフレットの配布を行う。このほか、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」内で、日本気象協会と東京ガスが共同で開発した「ヒートショック予報」を発信する。今シーズンの公開期間は19年3月31日まで。
 
ヒートショックのリスクの目安をピンポイントでチェックできる
「ヒートショック予報」(tenki.jp内)

 協賛企業の1社のLIXILでは、室内温度差のない“健やかで快適な住まい”を提案。ヒートショックの防止に役立つ、断熱性能を高める建材・住宅設備として、家の中で熱の出入りがもっとも大きいとされる窓の断熱性を高める内窓「インプラス」や、バスルームの天井・壁・床に保温材を追加して断熱性能を高めたシステムバスルーム「ま「SPAGE(スパージュ)」などを用意している。さらに、LIXILショールームでは、ヒートショックの仕組みや自宅で簡単に実践できる対策を説明する。
 
LIXILの「インプラス」(左)と「SPAGE」