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パナソニック、銘柄米の特徴が分かる「OKOME STORY MUSEUM」を期間限定でオープン

販売戦略

2018/10/05 17:00

 パナソニックは10月、東京、大阪、名古屋の3地域で、同社の独自機能「Wおどり炊き」で銘柄米の“個性”を最大限に引き出して炊き上げた、3種類のごはんを食べ比べることができる「OKOME STORY MUSEUM」をオープンする。5日には、東京会場で報道向けの内覧会を実施した。

期間限定でオープンする「OKOME STORY MUSEUM」

 OKOME STORY MUSEUMでは、北海道の「ゆめぴりか」、秋田県の「あきたこまち」、岩手県の「金色の風」、宮城県の「だて正夢」、新潟県の「新之助」、福井県の「いちほまれ」の6銘柄のうち、3種類の銘柄米を実際に食べ比べられる。食べられる銘柄米は日によって異なる。
 
Wおどり炊きで炊いた3種類の銘柄米を食べ比べられる

 会場には、食べ比べコーナーのほか、全国各地の銘柄米の特徴を解説するコーナーや、弁当箱やごはん茶碗といった土地によって異なるご飯の器を展示。普段から食べる米の、普段の生活では触れられない一面を知ることができる。
 
銘柄米の産地の器などを展示している

 内覧会に登壇した元神奈川新聞の記者で、現在は“お米ライター”の柏木智帆氏は、「朝食はお米よりパンを食べる人のほうが多い現状を変えるには、一人一人がいろいろなお米を楽しめる文化をつくることが大切。日本には多種多様なお米があるので、こうした機会に好みのお米を見つけてほしい」と述べた。
 
米文化の振興には好みのお米を見つけることが大切と語る柏木智帆氏

 パナソニックの「Wおどり炊き」は、釜全体から大小の気泡をだして連続沸騰させる「大火力おどり炊き」、激しい対流を生み出して一粒一粒ムラなく過熱する「可変圧力おどり炊き」の組み合わせで、米本来のうまさを引き出す技術。同社の炊飯器のハイエンドモデルには、この技術を応用した、「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を搭載。業界最多の50銘柄の米の特徴に合わせて火加減を調整し、最適な具合に炊き上げる。
 
銘柄米の味と食感の分布図

 米ごとに異なる最適な炊き上がり具合を日々研究するのが、炊飯科学のプロ「ライスレディ」だ。パナソニック 炊飯器事業部 炊飯器制御設計課 管理栄養士 兼 ライスレディの塚原知里氏は、「お米の特徴を最大限引き出す炊き方を研究するため、産地の方々と検討を重ね、試行錯誤の末に『銘柄炊き分けプログラム』を開発した。結果、今回試食していただく6銘柄の産地6道県から推奨していただいた」と開発の経緯を語る。
 
炊飯科学のプロ「ライスレディ」の塚原知里氏

 OKOME STORY MUSEUMへの入場・試食は無料。10月5日~14日に東京・渋谷のスパイラルガーデン、18日~28日に大阪のパナソニックセンター大阪、27日~28日に名古屋の久屋大通公園にオープンする。米の特徴の違いだけでなく、「Wおどり炊き」の実力も確かめられるはずだ。