【記者のひとこと】勘がAIに変わる

コラム

2018/09/26 10:00

 この三連休、調べ物があって図書館に行きました。夏も終わり、そろそろ受験や来月の中間テストに向けて勉強している学生が多いのかな、と思いましたが、学生の姿は全く見かけず。最近は自習を禁止している図書館が多いようですね。

 試験というと、いつもよりもヤマ勘に頼ることが多くありませんでしたか? 答えがわからない時、無記入よりはと、勘で書き込んだり、先生がいつになく力を入れて授業をしていたから、ここは試験に出そうと当りをつけたり。ビジネスの現場でもこうした「勘」を大事にしている人は多いようです。これまでの経験値と勘を頼りに、大事な判断をしたことがある人は多いと思います。

 例えば、在庫管理の場合、どれくらい使うか予測して、それを基にいくつ在庫を持つか決めるわけですが、時期や商品に合わせて在庫数を増やしたり減らしたりしているのではないでしょうか。この判断を勘に頼っていることが多いようです。

 こうした経験値と勘によって決めていた判断をAIが肩代わりしてくれるようになりました。このAI、私のヤマ勘よりも正解率が高そうです。(山下彰子)

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