<LOGOS・「LAVIE」のロゴ>生活に溶け込むPCを目指すNEC

 【LOGOS~企業や製品の顔となるロゴの歴史を追う】 1995年に生まれたNECのPCブランド名「LAVIE」は、「生活のそばにいつもある」という想いが込められており、フランス語では「生活」や「人生」を意味する言葉だ。

生活に溶け込むPCを目指す

 2015年に小文字交じりの「LaVie」から、現行の大文字表記に変更。同じタイミングで、NECは二つの三角形を組み合わせた四角いロゴを使用し始めた。PCの背面などで見かけるこのロゴは「Wトライアングル」と呼ばれ、「LAVIE」の特徴を表している。
 

 NECパーソナルコンピュータ商品企画本部商品戦略グループの森部浩至マネージャーは「世の中にありそうであまりないシンプルなデザイン。スタイリッシュで視認性の高いロゴになっている。中央を通る線と外側の線を組み合わせて、「LAVIE」の「L」と「V」描いている」と解説する。
 

NECパーソナルコンピュータ 商品企画本部 商品戦略グループ 森部浩至 マネージャー

 一方の三角は、「NEC」「ユーザー」「社会」の調和を表し、もう一方には「ハードウェア」「ソフトウェア」「サービス」を総合的に提供するといった想いを込めた。さらに、コンセプトカラーであるジャパンブルーは、安心・簡単・快適のジャパンクオリティをユーザーへ届けることを意味している。
 

以前はフランス語表記だった

 また、ブランドロゴをすべて大文字の表記に変更したのは、既存のユーザーだけでなく新規ユーザーの目にもつきやすくするため。デスクトップブランドの「VALUESTAR」や、タブレット端末のブランド「LaVie Tab」をすべて「LAVIE」に集約し、統一感を持たせている。
 

ブランド名の文字が描かれている

 現在は、搭載しているアプリにも「LAVIE」の名前を使用し、PC関連の総合的な事業を展開していることを、広く訴求する。

 15年から掲げるブランドスローガン「先進テクノロジーを、誰もが自由に使いこなせるようにし、手にする人の可能性を拡げ、感動のある毎日『Digital Dramatic Days』を実現するためのトータルブランド」を、「ロゴと一緒に、これからも大切にしていく」(森部マネージャー)という。(BCN・南雲 亮平)

■会社データ
企業名:NECパーソナルコンピュータ
所在地:東京都千代田区外神田四丁目14番1号 秋葉原UDX
営業開始:2011年7月1日



※『BCN RETAIL REVIEW』2017年12月号から転載