• ホーム
  • トレンド
  • <Product History>銘柄量り炊き ビジュアルインパクトで説明がなくても分かる工夫

<Product History>銘柄量り炊き ビジュアルインパクトで説明がなくても分かる工夫

売るヒント

2016/12/22 18:00

 アイリスオーヤマが後発メーカーとしてIHジャー炊飯器市場に参入するにあたり、顧客に商品を見ただけで用途が伝わるビジュアルインパクトにこだわった。内釜を炊飯器にセットする際の水の量がぴったりになる新機能にも独自性がある。

取材・文/細田 立圭志

◇想いを語る人
 

アイリスオーヤマ 家電事業部 調理家電事業部 平元 佑司事業部長

・動画インタビュー


(1)IHヒーターの一台二役

 IHジャー炊飯器の後発参入メーカーとして、内釜の素材の違いを訴えても他社との競争に埋もれる。そこで、店頭で製品を見ただけで誰もが理解できるビジュアルインパクトを重視。加熱部がIHヒーターとして分離し、鍋や味噌汁を加熱できる一台二役。
 

銘柄量り炊き RC-IA30

(2)完璧な水量の少量炊きモデル

 2.8合でも1.7合でも米の量を気にせず、おいしく炊ける3合炊きモデル。加熱部底の四つの重量センサが、米の量を計測し、銘柄別に5cc刻みで最適な水の量を表示。米の量と水の量の「ズレ」がなくなり、いつもおいしいご飯が炊ける。
 

熱部底に四つの重量センサを内蔵

(3)手順に従って簡単操作

 「メニュー」で新米や無洗米などを選択した後、米の「銘柄」を選択。空の内釜をセットして「計量」を押してゼロ設定する。米を投入すると重量が表示。再び「計量」を押すと最適な水量が表示。洗米後、水を投入すると水量表示がカウントダウンし、ゼロになるとセットが完了。
 


<詳細記事>
・アイリスオーヤマ、IHジャー炊飯器参入のチャンスは2つの「ズレ」
 
※『BCN RETAIL REVIEW』2017年1月号から転載