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学生経営ラーメン店の純利益が約370万円に! 近畿大学の学生飲食店起業支援プロジェクト

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2023/06/18 19:00

 近畿大学は、東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)内で在学生がラーメン店を経営する学生飲食店起業支援プロジェクト「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」で、初代店舗が当初の予定通り2023年3月で出店期間満了となったことを受けて、2021年度と22年度の決算を6月14日に発表した。

「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」
初代メンバー

Z世代へのリサーチ&プランニング事業も展開

 「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」は、同学の学生がキャンパス内で実際にラーメン店を起業・経営することで、実践的な飲食店経営を学び、卒業後の事業展開や新たな起業を目指すことを支援するプロジェクト。21年10月から実施されており、大学全体で学生の起業家精神を醸成することを目指している。

 初代店舗は、農学部水産学科3年の西奈槻さん(現:大学院実学社会起業イノベーションプログラム1年)が経営し、21年10月~23年3月の期間に営業を行った。期間限定メニューの開発や、経営学部生との連携による昼食受け取りサービス「クルメシ。」の実証実験、ケンミン食品とのコラボレーションイベントの実施といった企業努力を続け、21年度の総売上が648万9250円、純利益が260万8292円、22年度の総売上が1313万9350円、純利益が369万8122円だった。1年6カ月で3万1622杯のラーメンを提供し、630万6414円の純利益をあげている。
 
初代店舗の決算表

 初代経営者の西奈槻さんは今後、以前から奈良県奈良市で経営している麻婆豆腐ラーメン専門店「すするか、すすらんか。」のほか、出店期間中に起業した「株式会社やるかやらんか」にて、Z世代に特化したリサーチ&プランニング事業を展開していくという。