トランジットは5月24日に、メニューシステムとアプリケーションを連動させたオーダーシステム「e-menu」から、高性能・大画面の横長タッチパネルシステム「e-menu Wide 29inch」の販売を開始した。

テーブルに向かい合ったどちら側からも注文操作できる

　「e-menu Wide 29inch」は、タッチ操作に対応した29インチパネル（解像度1920×540）を搭載し、回転寿司店や焼肉店といったファミリー層向けの飲食店をターゲットとして販売されるタッチパネルシステム。

　注文のための操作ボタンを左右に配置することで、テーブルに向かい合ったどちら側からも注文操作を可能にして、利便性を高めた。また、画面上の商品部分は自動的にスクロールさせられるので、エンタメ感の演出も併せ持っている。
 
　商品選択画面のデザインはフルカスタマイズできるので、現在使用しているメニューブックの再現も可能で、トッピング選択やレコメンド表示の機能も充実しており、注文業務の効率化にコミットする。

　さらに、商品に紐づくトッピングやセット品をわかりやすく出力できるため、各食券の組み合わせを店員が聞きに行く手間を省ける。また、複数台のプリンターを設置した、フード・ドリンクなどの出し分けにも対応する。
 
　「e-menu Wide 29inch」は、「焼肉せいざえもんグループ」の「焼肉しょうざえもん二宮店」（神奈川県中郡二宮町）に初導入されている。広い店内でファミリー層が多く、大きなテーブル席に小さなタッチパネルを中央に配置すると注文操作がしにくいことから、今回の導入に至ったという。