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見惚れるのはデザインだけじゃない! Makuakeで先行販売中のLGミニマル4Kプロジェクターの魅力をレポート

 家庭用プロジェクターがテレビ離れなどのトレンドを受け、市場規模を拡大している。特に近年は小型&高画質モデルの需要が伸びており、若い世代を中心におしゃれなライフスタイルを演出するアイテムとして受け入れられつつある。

LGエレクトロニクスが5月13日に発表した
ミニマル4Kレーザープロジェクター「LG CineBeam Q」を体験

 幅広い家電製品を展開しているLGエレクトロニクスも同カテゴリーの開発・販売に力を入れており、5月13日にはプロジェクターシリーズ「LG CineBeam」の新モデルとしてミニマル4Kレーザープロジェクター「LG CineBeam Q」を発表した。

 同製品はクラウドファンディング「Makuake」で、5月30日12時に先行販売を開始(6月29日18時まで)。一般販売時の価格は16万9800円(発売日は未定)だが、Makuakeでは23~35%OFFの割引価格で提供している。

 5月23日に東京・渋谷区のMakuake本社で開催されたLG CineBeam Qの体験会では、リリース情報からだけでは分からない同製品の魅力を堪能できたので、レポートしていきたい。
 

Makuakeで先行販売するLGのミニマル4Kレーザープロジェクター

 まずは、LG CineBeam Qの概要について説明したい。最大の特徴は一見するとプロジェクターとは思えない洗練されたデザインだ。

 金属素材を採用したボックス形状の本体は幅107.8×奥行き135×高さ136.5mmとコンパクトにまとめ、ガジェットらしからぬシンプルかつ上品な佇まいはインテリアとしても映える仕上がりになっている。

 特に目を引くのが、本体側面に備わった360°回転アームだ。実用性も高く、持ち運ぶときはハンドルに、プロジェクターとして使用するときは角度調整するためのスタンドとして機能する。複数の役割をもたせることで全体にすっきりとした印象を与えてくれるなど、デザインの核になっている。
 
シンプルかつ洗練されたデザインが最大の特徴

 肝心の性能もしっかりとこだわり抜いている。解像度が4Kであるのはもちろん、3チャンネルRGBレーザーとDCI-P3の色域によって映像のディティールを鮮明に表現する。コントラスト比は45万:1なので、プロジェクターながら黒がしっかり引き立ち、リアルな質感を描写することが可能だ。

 スマートテレビを展開しているLGらしさが反映されているのが、webOSだ。契約していればNetflixやPrimeVideo、Disney+、YouTubeなどの映像コンテンツを配信するサブスクサービスを簡単に視聴することができる。BluetoothやMiracast、Air Play2にも対応しているので、ケーブルレスでスマホやPCとの連携も手軽だ。
 

実は貴重な「ちゃんと小型で、ちゃんと高画質」の選択肢

 スペックの紹介だけでも、これが良さそうな製品ということは分かるが、同社マーケティングチームの安藤康夫課長は「リリース発表だけでは魅力が伝えきれていないのではないか」との思いから体験会の開催を決めたという。
 
LGエレクトロニクス・ジャパン マーケティングチーム
安藤康夫課長

 リードで述べたように小型&高画質のプロジェクターは若い世代を中心に売れているが、販売されている製品を分析すると「小型だが画質はいうほどでもない」「高画質だがサイズはそれなりにある」に2極化されている。

 こうした市場環境の中で、「LGとして『ちゃんと小型で、ちゃんと高画質』のプロジェクターを用意したということをアピールしたい」と安藤課長は語る。
 

見た目だけじゃない設計のこだわり

 体験してみて「なるほど」と思ったのは、本体の軽さだ。もともとプロジェクター自体があまり持ち歩きを想定しないカテゴリーということもあり、重量は意識されてこなかったが、小型モデルであれば携帯性も重要になる。

 LG CineBeam Qは約1.49kgと数字からもその軽さが分かるが、きちんとグリップできるハンドルが備わっていることで、「これなら持ち運びする気になる」という実感が得られた。

 最近ではアウトドアにプロジェクターを持参して夜に映像コンテンツを楽しむという需要も伸びており、そうしたシーンにもぴったりだろう。
 
ハンドルのおかげで数字より軽い印象で持ち歩きも気にならなそう

 アウトドアシーンでの活用でいえば、電源の確保も重要なポイントだ。LG CineBeam Qは65W以上に対応してればモバイルバッテリも電源として使用できる。体験では2万mAhの製品でデモを行ったが、およそ150分は映像再生が可能とのこと。これなら1本分の映画も楽しめる。
 

4Kをちゃんと綺麗に楽しめる仕様

 一言で4Kといっても、現在はHDR対応かどうか、4K以下の画質をアップコンバートできるのかなどの違いがある。LG CineBeam Qはダイナミックトーンマッピングという技術によりフレーム単位で特性に合わせた映像処理を行い、最適なHDR再生をすることができる。HDR10やHLG、HGiGなどの幅広い規格に対応しているのも心強い。

 4K以下の画質のアップコンバートにおいても、フルHDの映像を4K画質に変換するSuper Resolutionやフレームレートの低い映像に疑似的なフレームを挿入してなめらかにするTruMotionなどの機能を搭載。本体デザイン同様に惚れ惚れするような映像を再生してくれる。
 

一番驚いたのは、置くだけで画面を最適化する機能

 使い勝手の良さ、映像の美しさ以上にサプライズだったのが、置くだけで画面を最適化する機能だ。プロジェクターは壁や天井に投影するときに上下左右の幅などを整える必要がある。会議室でプロジェクターを使用するときに苦戦した経験から「プロジェクター=難しい」という印象を持っている人も多いかもしれない。

 LG CineBeam Qはこうした悩みをあっという間に解決してくれる。設置した瞬間に秒で上下左右がきちんと整った状態に画面を最適化してくれるのだ。

 この機能のおかげでプロジェクターを正面ではなく斜めに置くといったことも気軽にできるようになった。リビングのセンターにプロジェクターを鎮座させなくてよいというのは、これから導入を検討する人にとってポジティブな材料になるだろう。
 
斜めから投射すると画面が歪むが…
 
瞬時に状況を認識して最適な形に整えてくれる

Makuakeの割引は早いほどお得

 LGは以前から一部製品でMakuakeでの先行販売という手法をとっている。その基準は「特徴が際立っている」ということで、ユーザーの反応が伺いやすいクラウドファンディングでの感触を一般販売における戦略の参考にしているそうだ。

 LG CineBeam Qのプランは限定10台の最速割(10万9800円)、限定20台の超早割(11万4900円)、限定30台の早割(11万9800円)、限定70台のMakuake早割(12万2900円)、限定110台のMakuake割(12万5900円)、限定110台のLG割(12万8900円)を用意している。お得なプランほど台数が少ないので、気になる人は早めにチェックすることをおすすめする。(フリーライター・小倉笑助)

■Profile
小倉笑助
家電・IT専門メディアで10年以上の編集・記者経験を経て、現在はフリーライターとして家電レビューや経営者へのインタビューなどをメインに活動している。最近は金融やサブカルにも執筆領域を拡大中
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