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“香り”もIoTでマネジメントする時代に! 時間で香りを4種類に変えられるScentee Mahina Quattro

レビュー

2022/04/16 18:30

【木村ヒデノリのTech Magic #102】 今回は香りをマネジメントするガジェットの続報だ。前回紹介した@aromaの商品は一つの香りしか楽しめなかったが、「Scentee Machina Quattro」はクアトロという名の通り、4種類の香りをスケジュールで切り替えて空間をアレンジすることができる。2種類というものは他社製でも存在するが、4種類というのは筆者が知る限りこの製品だけだ。香りのラインアップも幅広く、気化させる機構がカートリッジとして一体化しているため清掃の必要もない。1日を四つに分けて香らせることで生活へどの程度影響があるのか検証してみた。
 

香りのボトルからして高級感が漂う「Scentee Machina Quattro」。もちろん香り自体の品質もピカイチ
 
外観はどんな部屋にも合うシンプルなデザイン

香りの品質がとにかく良い! 毎日使っても気にならない

 最初に驚いたのは香りの良さだ。技術的な詳細はわからないが、今まで使ってきたどのアロマより自然だという印象。精油を直接気化させる方式ではないので柔らかさは想像していた通りだったが、フワッと漂う香りにはとにかく驚いた。方式は別として、こうしたディフューザーは弱設定にしても噴霧直後に香りが強くなりがちだ。しかし、Scentee Machinaは近くでもそうしたことがない。もちろん香りの感じ方には個人差があるので一概には言えないが、今まで使った中で間違いなく一番良かった。
 
試してみたのはニュアンスが異なる4種類
 
フレグランスボトルは繊細な機構が破損しないようパッケージも工夫されている
 
噴霧機構が一体型になっているフレグランスボトルは珍しい

 香りの世界観や特性によってそれぞれ強さを変えている点も興味深い。他社のオイルでは香りは違えど強さが同じものが多いが、Scenntee Machina用のフレグランスは世界観によっては弱いものも存在する。例えば、筆者が使ってみたサイプレスは「自然の中に包まれたヒノキの優しいニュアンス」を表現しているため、他と比べて香りが優しいものになっている。はっきりした香りが苦手なユーザーの中にはこのサイプレスを好んで使う方もいるそうで、選択肢が広がる意味でも良いアプローチと言える。

香りではなく、あくまでライフスタイルに注目した製品

 あえて優しいニュアンスのものもラインアップするというアプローチは、Scentee Machinaの開発コンセプトに由来する。香りを楽しむ製品ではなく、あくまで「生活を豊かにする」ための製品であり、香らせないことも香らせることと同じくらい重要、という理念には筆者も強く共感した。

 アロマ製品では「こんなにたくさんの香りがある」だとか「この香りはこういった効能がある」ということが語られがちだが、Scentee Machinaではそういったものの前に「朝ポジティブな気分になりたい」「仕事で集中したい」「寝る前にリラックスしたい」というライフスタイルがある。だから香りもそれぞれのシチュエーションに合ったものがラインナップされているし、特化している。
 
特に驚かされたDEEP SLEEP、寝る前に使うならこれしかないと言っても良い完成度

 もちろん他社のアロマにもシチュエーションに沿ったラインアップはあるが、Scentee Machinaの場合はそれがすごく丁寧だという印象を受けた。私の妻はこうした香りものがあまり得意ではないので、寝る前にディフューザーを使うことに懐疑的だったのに「この香りはいい!」とDEEP SLEEPを絶賛していたので違いが大きいのは明らかだろう。これを使う前に他の数社からも寝る前用のアロマを取り寄せていたがどれもピンと来なかったのに対し、DEEP SLEEPには筆者も「これだ!」という直感が働いた。寝る前のシチュエーションを細かに想定して開発されたのだろうと想像ができ、非常に良かった。

スケジュールでの運用はサイクル構築に効果大!

 アプリと連携でき、強さや香りを時間で変えられるのも、思った以上に効果的だった。筆者の家では時間でブラインドや照明が変化するようになっているので、仕事の区切りや集中、生活サイクルを構築しやすくなっている。Scentee Machinaはここへ香りという要素も付加してくれるのが良かった。

 特に朝9時に仕事を始める際ジャズが流れ始めるとともに、集中を促すConcentrationの香りになってくれたり、14:00以降はサイプレス、一旦停止してから夜寝る前は照明が落ちつつDEEP SLEEPの香りになり就寝後には止まってくれたり、という使い方は他の製品では実現できない。QOLも大きく向上したし、何より嗅覚ごと切り替えることで頭がすぐにスイッチしてくれる良さを強く感じた。
 
Unoでもボトルを変えることで香りを切り替えられるが、スケジューリングできるメリットは意外と大きかった

 もちろんボトルに噴霧機構が備わっている構造上、Unoという1本で運用するタイプでも香りが混ざることなく手軽に香りを切り替えることができる。ただ、Quattroでは4本を自在にスケジューリング、さらに強さも設定できるので生活をアシストする効果が格段にアップする。この部分は体感としてもかなり大きい部分だったのでお伝えしておきたい。

まる今までで一番生活に溶け込む製品

 生活をアシストするという点にフォーカスして作られたScentee Machinaは、香りのマネジメントを生活の一部にしてくれる本当に実用的なディフューザーだ。エステサロンを経営していた頃から今までさまざまな製品を試してきたが、間違いなく一番実用的で、かつ生活を豊かにしてくれるガジェットだろう。

 あえてデメリットを挙げるとすれば価格で、本体・フレグランスボトルともに決して安くはない。ただ、それだけの意味はある製品だったし、Unoではサブスクリプションも提供されている。今後はQuattroにもそうした選択肢やまとめ買いでの割引などが適用されれば継続して使いやすくなるだろう。
 
Scentee Machina Quattroは税込6万5780円、Scentee Machina Unoは税込2万1780円、サブスクは2980円/月

 筆者個人としてはまずUnoをベッドサイドに置いて、寝る前にDEEP SLEEPを使うところから試して欲しいと思っている。睡眠品質に気を遣っている読者は試してみてほしい。(ROSETTA・木村ヒデノリ)


■Profile

木村ヒデノリ 
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。

普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。

【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)

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