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ファーウェイが液晶ディスプレイ市場に参入! 4Kモデルや湾曲モデルなど3製品を投入

 ファーウェイ・ジャパンは7月13日に新製品発表会を開催し、日本市場で初展開となる液晶ディスプレイを発表した。ラインアップは、4K+解像度の28.2インチモデル「HUAWEI MateView」、34インチ(3440×1440)の湾曲ワイドディスプレイモデル「HUAWEI MateViewGT」、フルHD解像度の23.8インチモデル「HUAWEI Display 23.8"」の3製品。

独特なデザインが光る4K+解像度の「HUAWEI MateView」

 「HUAWEI MateView」はベゼル幅が上部と両サイドで約6mm、下部で約9.3mmというベゼルレスで画面占有率94%を実現。画面比率は一般的な16:9のディスプレイよりやや縦に長い「3:2」を採用しており、解像度も4K(3840×2160)ではなく4K+(3840×2560)となっている。
 
「3:2」というアスペクト比も珍しい「HUAWEI MateView」
 

 デジタルシネマ規格であるDCI-P3を98%カバーしていることに加え、10ビットカラー対応やΔE値<2(sRGB)の少ない色差を実現することで、より本物に近い色表現が可能。最大輝度は500nit(コントラスト比1200:1)、VESAによるDisplayHDR 400認証を取得しており、明暗のくっきりとしたハイコントラストも魅力だ。
 
デジタルシネマ規格であるDCI-P3を98%カバーするなど、本物に近い色再現が可能

 ディスプレイは非光沢のIPS液晶(視野角178°)を採用。低ブルーライト認証やフリッカーフリー認証も取得している。USB-Cケーブルからの給電が可能で、ノートPCとケーブル1本でつないで画面表示と電源確保を同時に行うことができる。

 ファーウェイの持ち味が生きているのは、デザインと機能だ。まず、デザインはフレームとスタンドにアルミニウム、ヒンジ部にステンレススチールを採用。耐久性と見た目の美しさを両立した。長方形のスタンドバーはディスプレイのメイン基盤を搭載しており、これによりディスプレイの無駄をそぎ落としたデザインを実現している。

 ディスプレイは前方5°/後方18°のチルト角調整、0~110mmの上下高調整が可能。スタンドバーの中には2基の5Wステレオスピーカーと2基の28CC独立スピーカーボックスが備わっており、6160のスピーカーホールからパワフルなサウンドを再生できる。また、スピーカーホールはサウンド出力だけでなく、排熱処理の役割も果たしている。
 
ディスプレイは指1本でポジションを調整できる
 
 本体にはノイズキャンセリング機能を備えたデュアルマイクロフォンを搭載。約4m離れた場所からの音声もピックアップ可能で、個人用途だけでなく、複数人の会議でも使いやすい仕様となっている。コントロールはディスプレイ下部のタッチバーに集約されており、タップやスライドといった直感的操作で設定から音量調整、入力切替まで行うことができる。また、スマートフォン(NFC搭載、EMUI10.0以上のファーウェイ製品のみ対応)をスタンド下部にタッチするだけで画面を投影できる機能も搭載する。
 
条件を満たすスマホであればワンタッチで投影が可能。コントロールは画面下部のセンサーで行う

 インターフェースはHDMI×1、MiniDP×1、USB Type-C×2(電源入力専用含む)、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、イヤホンジャックをスタンド側面に備えている。付属品はUSB-Cケーブル(C to C 1.0m)、Mini DP to DPケーブル(1.5m)、135W USB-C ACアダプターなど。価格は8万9800円で8月20日に発売する。

サウンドバー搭載の高機能モデル「HUAWEI MateViewGT」

 「HUAWEI MateViewGT」は34インチ(21:9、WQHD、3440×1440))の湾曲ワイドディスプレイを採用。HUAWEI MateViewと同じく10ビットカラー対応でΔE値<2(sRGB)を実現。DCI-P3のカバー率は90%とやや劣るものの、本物に近い色表現が可能だ。最大輝度は350nit(コントラスト比4000:1)となっている。
 
34インチの湾曲ワイドディスプレイを採用した「HUAWEI MateViewGT」
 

 リフレッシュレートは165Hzで、ゲームや映像再生で残像の少ないなめらかな描写が可能。応答速度は4msとなっている。ゲーミング向けの機能としては、暗部での視認性を上げてくれるダークフィールドコントロールやターゲットアシストを搭載。映像モードは単に「ゲーミング」として設定するのではなく、「FPSモード」「MOBAモード」「RTSモード」などジャンルによって細分化されているのもおもしろい。
 
ゲーミングに適したスペックや機能を搭載

 従来のディスプレイと一線を画すのは、下部に搭載するサウンドバーだ。5Wフルレンジスピーカーを2基搭載しており、外部スピーカーなしでも臨場感豊かなサウンドを再生することができる。サウンドバーにはタッチセンサーが備わっており、指先一つで音量のコントロールが可能。また設定からオーディオモードを選択して、コンテンツに最適化することができる。
 
独自性の高いサウンドバー

 このサウンドバーはライティング機能を備えていることもポイントだ。さまざまな効果をカスタマイズすることができ、ゲームを盛り上げてくれる。コントロールはサウンド同様にタッチセンサーで手軽に行うことができる。

 インターフェースはDisplayPort 1.4、HDMI 2.0×2、USB Type-C×2(電源入力専用含む)、ヘッドフォンジャック。DisplayPortケーブル、USBケーブル(Type-C to Type-A)、USBケーブル(Type-C to Type-C)、135W USB-CACアダプターを付属。価格は6万5800円で9月10日に発売する。

リーズナブルかつスタイリッシュな「HUAWEI Display 23.8"」

 スタンダードな23.8インチの「HUAWEI Display」は、上位2機種と比較すると独自性は少ないが、その分、お値段以上の高品質を実現しているのが特徴だ。パネルはIPS液晶で解像度はフルHD、最大リフレッシュレートは75Hz。3辺で極狭ベゼルとなっており、画面占有率は90%となっている。チルト角は前方5°、後方22°で調整できる。
 
2万円を切る価格で高品質を実現した「HUAWEI Display 23.8"」
 

 画面は低ブルーライトかつフリッカーフリーで長時間の使用でも快適性を確保できる設計になっている。インターフェースはHDMI×1、VGA入力×1。HDMIケーブル、ACアダプターが付属する。価格は1万9980円で、7月23日に発売する。