スマホレベルを完全に超越! 写真も動画も規格外のHUAWEI Mate 30 Proレビュー

レビュー

2019/09/27 18:30

 9月19日に発表されたファーウェイのAndroidスマートフォン「HUAWEI Mate 30 Pro(以下、Mate 30 Pro)」。Mateシリーズといえば、そのスペックの高さに驚かされるのが恒例だが、今回の新モデルは少し印象が違った。スペックの進化はもちろんある。ただ、それ以上にその性能を生かした使い方の提案や細かい操作への配慮が目を引いた。端末に実際に触れながら、その使い心地を検証してみた。

9月19日に発表された「HUAWEI Mate 30 Pro」の性能&ギミックを検証

音量操作はセンサーで 物理ボタン廃止のメリット

 まずは、本体の基本データからおさらいしておきたい。画面サイズは6.53型(2400×1176ドット)で、アスペクト比は18.4:9。昨今の縦長トレンドを採用している。HUAWEI Horizon Displayと呼ばれる有機ELディスプレイは、ぐるりとサイドまで広がっているのが特徴。似たようなフルビューディスプレイを搭載するスマホは他社にもあるが、Mate 30 Proはエッジがほぼ垂直で画面の没入感は非常に高い。
 
6.53型(2400×1176ドット)の有機ELディスプレイ
 
サイドのエッジまで画面が拡張しており、表示領域が広い

 本体背面には新たにリング状のカメラ機構を採用。鏡面のメタルボディが美しさを際立たせている。円の中には四つのレンズを配置。4000万画素/F1.8の超広角レンズ、4000万画素/F1.6の広角レンズ、800万画素/F2.4/3倍ズームレンズ、ToFセンサーで構成されている。
 
メインカメラは四眼構成。リング状のフレームに配置されている

 設計で目新しいのが、ボリュームコントロールの物理ボタンを取り除いた点だ。側面は左右で電源ボタンしか存在しない。では、ボリュームはどうやって操作するかというと、本来ボタンがある場所に搭載されたタッチセンサーを活用する。2度タップするとコントロールバーが立ち上がり、指をスライドして操作できるようになる。
 
ボリュームコントロールの物理ボタンは廃止。
音量はセンサーで管理する

 この新機構のメリットは、デザインがスマートになるというだけではない。実はこのセンサーは逆サイドにも備わっており、左右どちらでも音量をコントロールすることができるのだ。実際に使ってみると、これが予想以上に便利。片側にあるのが当たり前だったので意識したことはなかったが、どちらの手でスマホを操作していてもスムーズに音量操作が行える。特に左利きの人は各段に操作の質が向上するはずだ。
 
音量は左右の側面で操作可能。
物理ボタンを廃止したことで、制約がなくなった

広角から高倍率まで隙が無い ナイトモードは広角でも威力を発揮

 続いて、ファーウェイスマホの最大の売りといえるカメラを試してみた。Mate 30 Proのズームはデジタルで最大30倍。春に同社が発表した(日本では9月13日にNTTドコモが発売)「HUAWEI P30 Pro(以下、P30 Pro)」の最大50倍には及ばないが、それでも十分すぎる高倍率だ。P30 Proでは2000万画素だった超広角レンズの画素数は4000万に倍増しており、広角ではより高精細な写真を撮影することができる。

 試しに発表会が開催されたドイツ・ミュンヘンのマリエン広場で、時計台を向かいの塔の屋上から撮影してみた。1倍では時計台のある建物がギリギリ収まる画角だが、広角にすると広場全体がフレーム内に収まる。広角特有の歪みもなく、見たまま(色合いはよりビビット)の写真を撮影することができた。
 
1倍で撮影
 
広角で撮影

 同じ場所から30倍まで倍率を上げて、時計にズームした写真を撮影してみた。手持ちだったので、ぶれが気になったのだが、撮影した写真を見てみるとぶれはほとんど気にならない。むしろ肉眼では捉えられなかった意匠までくっきりと描き出していることが分かる。
 
30倍で撮影

 ISOは40万9600で、こちらはP30 Proと同等。暗所における撮影でP30 Pro&Mate 30 Proの右に出るモデルは現時点では思いつかない。たとえ暗闇であってもノイズの少ない鮮明な写真を記録することが可能だ。試しにミュンヘンで最も高いオリンピアタワーの展望フロア(189m)から夜景をナイトモードで撮影してみた。

 特筆したいのは広角カメラで非常に明るい撮影ができるようになったことだ。闇夜の暗さに街がのまれることなく、それでいて街灯が主張しすぎることもなく、非常にバランスがとれているのが印象的だった。よく観察すると街灯の色合いや風合いの違いもよく表現されている。
 
ミュンヘン市街の夜景を展望台から撮影
(地上189m/広角レンズ)

 

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