2018年の国内SIMフリー市場で販売台数シェアNo.1を獲得したファーウェイの19年第一弾の新製品「HUAWEI nova lite 3」が、1月29日に発表となった。税別価格が2万6000円で、発売日が2月1日。お手ごろ価格のモデルでコスパに定評があるファーウェイのスマートフォン(スマホ)が、今回はその基準をさらに引き上げる進化を遂げている。特に磨き上げられたのがカメラだ。その実力を早速試してみた。

進化したコスパモデル「HUAWEI nova lite 3」のカメラ機能を試す

 約6.21インチのフルHD+(2340×1080)ディスプレイを搭載するHUAWEI nova lite 3は、滴型の極小ノッチを採用したフルビューディスプレイを採用。OSがAndroid 9(EMUI 9.0.1)、RAMが3GB、ROMが32GB。バッテリー容量は3400mAhで5V2Aの急速充電にも対応する。CPUにHUAWEI Kirin 710、上位機種で搭載していたゲームのグラフィック処理能力を高めるGPU Turboが備わっているのも特徴だ。
 
滴型ノッチのフルビューディスプレイを採用

 カメラは、F1.8/約1300万画素と約200万画素のアウトがダブルレンズ、インがF2.0/1600万画素のシングルレンズという構成。どちらのカメラもポートレート撮影とAIカメラに対応するなど、ファーウェイがこれまで培ってきたカメラのノウハウを惜しげもなく採用した形だ。

ポートレート撮影はアウトもインも自然な仕上がり!

 いまやミドルクラス以上のスマホでは当たり前になりつつある、背景をボカしたポートレート撮影だが、3万円を切るモデルでアウトもインも対応というのは極めて貴重だ。試し撮りをしてみると、そのクオリティの高さがよく分かる。フォーカスしたい被写体と背景を明確に区分し、簡単に狙い通りの写真を撮影することができた。
 
アウトカメラで撮影したポートレート写真
 
インカメラで撮影したポートレート写真

評価の高いAIカメラをコスパモデルでも

 被写体を自動で認識し、最適なバロメータに自動調整するAIカメラは昨年後半に発売されたモデルから搭載している機能。表現力の高さや使い勝手の良さから高い評価を受けているが、これが早速コスパモデルで試せるのはうれしい。

 記者は、これまでにAI機能を搭載していた「HUAWEI nova 3」や「HUAWEI Mate 20 Pro」も試しているが、素早く認識する力はこれらの上位モデルとほとんど変わらないという印象を受けた。花やフードなどの定番から自転車などのユニークカテゴリーまで、被写体の魅力を存分に堪能できる絶妙な光の加減、色味で記録することができた。
 
「花」
 
フード
 
「自転車」

AIを活用したカメラの新しい使い方も

 HUAWEI nova lite 3のカメラは撮影以外の目的でも活躍する。独自機能「AI Vision」を使えば、カメラで写した被写体の商品情報を検索してショッピングページを表示したり、外国語を翻訳したり、食べ物のカロリーを算出したりと、用途はさまざま。スマホカメラの新たな可能性として非常に魅力的な提案だ。
 
AIによってカメラで写した被写体の商品情報を検索

 一昔前の格安スマホのカメラは「そこそこの画質で撮影できる」という性能のものがほとんどだったように思う。ユーザーにとっても、カメラにこだわるなら上位のモデルを選択するのは当たり前だった。それがいまやコスパ機でも、ポートレートやAIに対応する時代だ。HUAWEI nova lite 3が19年のスタートに引いたコスパモデルの新基準は他社にとっても目指すべきベンチマークになりそうだ。