お手頃価格9.7インチiPadの実力を引き出す! ロジクールのキーボード「SLIM FOLIO」

スクリーンをキーボードに装着すると電源がONになったことを知らせるガイドランプが点灯する

 Apple Pencilのホルダーが付いたのは大歓迎だ。筆者はいつもiPad Proとペンシルを別々にバッグの中に入れていたので、SLIM FOLIOは両方がいっぺんに取り出せるし、ペンシルをなくす心配が格段に減りそうだ。ただペンシルの充電端子側のキャップが外れて紛失しないようにオーナー独自の工夫は必要かもしれない。

 キーボードは堅牢性と軽さのバランスがほどよく取れている。本体の重さ445gに9.7インチiPadの質量を足すと、わずかに重いWi-Fi+セルラーモデルの場合でも合計の質量が1kgを切る。ちょうどMacBook本体の質量0.92kgと同じぐらいだ。バッグの中に入れて持ち歩いたとしても、女性も苦にならないほどの重さと言えそうだ。
 
表裏にファブリック素材を採用。滑りにくく、汚れにくい

 ただ、ケースを装着したまま片手で持ちながら、Apple Pencilでメモをとるにはやや重いし厚みを持て余す。手書きメモを中心に使うことがわかっている場合は、Apple純正のSmart Coverなどより軽いカバーにスイッチして使う方が賢明だ。

 Apple Pencilで絵を描く時には、iPadをキーボードの面の上に寝かせるようなポジションにSLIM FOLIOを構えると安定する。ただこの形態で、さらにiPad側の裏とキーボードがある表側がマグネットで吸い付いて固定されるような仕組みになっていると、より安定感が増してベターだと思う。“iPad使いのクリエイター”にも使ってもらうことを考えれば、次期モデルなどで機能追加をしてほしい。
 
Apple Pencilでドローイングする時はスクリーン側を思い切りキーボード側に寝かせて使うポジションもあり。マグネットなどで固定できればなおよかった

 iPadとキーボードのペアリングは超簡単だ。一度ペアリングを済ませれば、その後は本体を開いてスタンドにセットするとキーボードの電源が自動でオンになり、再度のペアリングは不要。閉じるとスリープ状態に自動で戻る。電源は交換できるコイン型リチウム電池2個(CR2032)。1日2時間のタイピングを続けても約4年というロングバッテリーライフを実現しているので、定期的にキーボードを充電する手間が要らないのがうれしい。
 
電源は市販のコイン電池を2つ使う。毎日2時間タイピングに使ったとして約4年のバッテリーライフを実現

 しばらく使い込むと、本機によるタイピングの感覚にどんどん馴染んできて、新しい9.7インチのiPadで長めの文書もスムーズにかけるようになる。ちなみに今回のレポートもiPadとSLIM FOLIOを使って書いたものだ。筆者のように四六時中文字を書いているライターや、仕事でテキストを書く機会の多いビジネスパーソンには、新しい9.7インチiPadとSLIM FOLIOは即戦力の組み合わせになるだろう。

 iPadのWi-Fiモデルが3万7800円、Apple Pencilは1万800円。そしてSLIM FOLIOは1万2880円。合わせて購入した税込金額も7万円を切るので、学生のためのクリエイティブツールとしても魅力的と言えるのではないだろうか。(フリーライター・山本 敦)
 

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