デビューから6年目を迎える、パナソニックのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「Wおどり炊き」。新モデルとなる「SR-VSX108/188」は、米の“鮮度”にフォーカスをあて、保存状態に左右されずにいつでもみずみずしいご飯が食べられる業界初の機能を搭載する。

201804021627_7.jpg
乾燥米をみずみずしく炊き上げる機能を搭載した「Wおどり炊き SR-VSX8」シリーズ

 米の鮮度と聞くと、新米と古米という区別が頭に浮かぶ。しかし、この区別にはちょっとした誤解がある。両者を分けるのは精米の時期だけで、田植えした年に精米すると新米、1日でも年をまたぐと古米というラベルが貼られることになる。つまり、古米だって新米とほとんど変わらない鮮度をもっている場合も多いのだ。
 
201804021627_8.jpg
古米と新米の差は精米が年内か否かだけ

 では、鮮度は何をもって判断すればよいのか。コンシューマーマーケティング ジャパン本部 コミュニケーション部の小谷香織主務によると、基準となるのは「精米後の経過日数」。パナソニックの調査によると、精米直後の米の含水率は約14%だが、開封状態で常温保存した場合、含水率は約12%まで低下するという。
 
201804021627_9.jpg
小谷香織主務によると米の鮮度の基準は「精米後の経過日数」だという

 乾燥を防ぐには保存場所が重要になるが、本来は冷蔵庫のように低温の暗所が最適だが、庫内にそんなスペースがないのが現実だ。パナソニックは、こうした科学的に実証されているが実現が難しいポイントに目をつけた。

 「SR-VSX108/188」は「圧力センサー」による鮮度センシング機能を搭載。米の鮮度によって炊飯時の減圧スピードが違うという特性を生かして、乾燥米のパサつきを16%、甘さの低下を約15%抑制した。「圧力センサー」は従来から備えている炊き分けにも貢献。9パターンから13パターンに幅が広がった。
 
201804021627_10.jpg
「圧力センサー」による鮮度センシング機能を新搭載

 実際に新モデルで炊いた「精米したての米」「乾燥米(鮮度センシングあり)」「乾燥米(鮮度センシングなし)」を食べ比べてみたところ、際立ったのは粘り気の差だ。「精米したての米」と「乾燥米(鮮度センシングあり)」は粘り気にみずみずしさがあり粒が立っているが、「乾燥米(鮮度センシングなし)」は一粒ひとつぶがくっついてしまい、食感もパサパサしていた。
 
201804021627_11.jpg
左から「乾燥米(鮮度センシングなし)」「精米したての米」「乾燥米(鮮度センシングあり)」。
写真でも分かりづらいが粘り気の差が際立つ

 パナソニックの調査によると、現在のごはんのトレンドは5年前と比較して、「甘味」「粒立ち」が上位にランクインしており、今回の鮮度重視の進化は最新のニーズを満たすものといえるだろう。

 創業100周年を記念して展開している「Creative! SELECTION」のラインアップでもある「SR-VSX108/188」は、デザインについても従来モデルから一新している。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、きょう体は従来機と比較すると角ばったモダンな佇まいだ。
 
201804021627_12.jpg
「Creative! SELECTION」のコンセプトを踏まえたデザインに一新

 価格はオープンで、税別実勢価格は炊飯容量が0.09~1.0Lの「SR-VSX108」が11万円前後、0.18~1.8Lの「SR-VSX188」が11万5000円前後の見込み。6月1日に発売する。(BCN・大蔵 大輔)