パナソニック、手ブレ補正が進化したデジタル一眼「LUMIX DMC-G8」

新製品

2016/09/26 10:48

 パナソニックは、デジタルカメラ「LUMIX」の新製品として、進化した手ブレ補正システム「Dual I.S. 2」を搭載したデジタル一眼カメラ「DMC-G8」を10月21日に、レンズ一体型デジタルカメラ「DMC-FZH1」とコンパクトデジタルカメラ「DMC-LX9」を11月17日に発売する。価格はいずれもオープン。


LUMIX DMC-G8(「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」装着時)

 「DMC-G8」は、有効1600万画素、光学ローパスフィルターレスのLive MOSセンサ、新ヴィーナスエンジンを搭載したデジタル一眼カメラ。高精度ジャイロセンサと制御アルゴリズムの進化によって、ボディ内手ブレ補正で5段分の補正効果を実現するとともに、ボディ側の高精度ジャイロセンサの情報を用いてボディ/レンズ両方の手ブレ補正を最適制御する「Dual I.S. 2」を採用し、中望遠~望遠域まで5段分の補正効果を実現した。

 本体には、大型・高精細のOLEDファインダーを搭載し、新開発レンズによって35mmフィルム換算でのファインダー倍率約0.74倍を実現し、目の位置が中心からズレた場合の目振り性能を向上した。アイポイントは20mmで、メガネをかけた状態でも快適な撮影できる。

 撮影機能では、秒間30コマ連写で決定的瞬間を約8メガの写真に残せる「4Kフォト」モードや、フォーカスポイントを変えながら撮影することで、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」モード、ピント位置の異なる複数の写真を合成して、ピントの合った位置を広げた写真が作れる「フォーカス合成」モードなどを備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-I/UHS-II UHSスピードクラス3に対応する。サイズは幅128.4×高さ89.0×奥行き74.3mmで、重さは約453g。

 税別の実勢価格は、ボディのみが11万円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」が付属するレンズキット「DMC-G8M」が14万円前後の見込み。

 「DMC-FZH1」は、焦点距離8.8~176mm(35mmフィルム換算で24~480mm相当)の光学20倍ズームレンズ「LEICA DC VARIO-ELMARIT」、有効2010万画素のMOSセンサを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ
 

LUMIX DMC-FZH1

 ズーム時に鏡筒の長さが変わらないインナーズーム構造を採用し、バランスの変わらない安定したフレーミングによる快適な撮影を実現するとともに、鏡筒内部のシャフトがズーム時のレンズ動作を支える「ガイドポール方式」によって、ズーム時の像揺れや像飛びを従来機種「DMC-FZ1000」と比較して約5分の1に低減した。

 このほか、コアレスDCモーター採用による一定の速度でゆっくりと動き続ける「スローズーム機能」や、シームレスな絞り動作を可能にするガルバノメーター式絞り制御、晴天下や逆光など極端に明るい場面でも、レンズのボケ味を活かした写真や、長時間露光による写真が撮れるNDフィルター、「4Kフォト」モード、「フォーカスセレクト」モード、「フォーカス合成」モードなどを備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅137.6×高さ101.9×奥行き134.7mmで、重さは約966g。税別の実勢価格は16万円前後の見込み。

 「DMC-LX9」は、焦点距離8.8~26.4mm(35mmフィルム換算で24~72mm相当)の光学3倍ズームレンズ「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」、有効2010万画素のMOSセンサを搭載したコンパクトデジタルカメラ
 

LUMIX DMC-LX9

 「4Kフォト」モード、「フォーカスセレクト」モード、「フォーカス合成」モードなど多彩な撮影機能を備えるほか、タッチパネル対応の180°チルト式液晶モニタ、すばやく直感的な操作を可能にする絞りリングとコントロールリング、コントロールリングと同様の設定に対応する「後ダイヤル」を搭載し、アナログ感覚で撮影を楽しめる。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅105.5×高さ60.0×奥行き42.0mmで、重さは約310g。税別の実勢価格は8万8000円前後の見込み。