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ガイコツマイクで通話ができるスピーカーマイク「UPMS-DJ1」を試した インテリアとしてもおすすめ!

レビュー

2014/10/24 19:00

 ロックファンなら一度は憧れるレトロなデザインのガイコツマイク。エルヴィス・プレスリーをはじめとする数々のアーティストが、そしてアメリカンヒットチャートを紹介する往年の歌番組の名物DJが握りしめていたマイクだ。このガイコツマイクが、最新のデジタルガジェットとして登場した。PCやスマートフォンの周辺機器を取り扱うURBAN UTILITY(アーバンユーティリティ)が、ガイコツマイクを模したBluetooth対応スピーカーマイク「DJマイク UPMS-DJ1」を発売したのだ。

DJマイク UPMS-DJ1

 「UPMS-DJ1」は、一見レトロなマイクに見えるが、実はマイクとスピーカーを内蔵したBluetooth対応のハンズフリースピーカーマイク。PCやスマートフォンとワイヤレス接続して、通話をしたり、radikoでラジオを聴いたり、音楽を楽しんだりできる。

 「UPMS-DJ1」の最大の特徴は、なんといってもそのデザイン。古いドラマや映画で見たことがあるどことなく懐かしいレトロなたたずまい。形だけガイコツマイクに似せてもプラスチック製ではチープで興ざめだが、「UPMS-DJ1」はしっかりとした金属製だ。特にマイク部分には、専用の金型で穴を開けて加工した「パンチングメタル」を採用。表面にはメッキ加工を施し、レトロな外観に合ったシックで落ち着いた仕上がりだ。これならPCの脇に置いても違和感がなく、リビングや書斎に置けばインテリアのワンポイントとして映えるだろう。

ユニークなデザインのスピーカー、その実力をチェック!



 「UPMS-DJ1」は、Bluetooth接続のほか、ラインイン端子を備えているので、Bluetoothに対応していないPCなどに入っている音楽を「UPMS-DJ1」で聴くことができる。付属のケーブルによるUSB経由の電源供給に対応しているので、モバイルバッテリなどから給電できる。また、単四乾電池3本でも駆動するので、外出先や部屋のなかに持っていって利用できるのがいい。

iPhoneをはじめとしたスマートフォンとはBluetoothで通信する

 実際に、iPhoneを「UPMS-DJ1」にワイヤレスでつないだ。初期設定は非常に簡単。「UPMS-DJ1」のペアリングボタンを押して、iOSの設定でBluetoothをオンにする。その後、設定画面のデバイスから「UPMS-DJ1」を選択するだけで、接続は完了だ。

設定はペアリングボタンを押してiPhone側で機器を選択するだけ

 ペアリング完了後は、音楽や動画を再生すると「UPMS-DJ1」から音声が流れる。音楽再生中にスマートフォンに着信があると、自動で音楽の再生がストップ。「UPMS-DJ1」のスピーカーから着信音が流れるので、そのあとは電話に出て、まさにマイクを使うように「UPMS-DJ1」に話しかければいい。マイクに話しかけていると、ステージに上がったかのような不思議な高揚感のなかで、楽しい気分で通話ができた。

音楽再生中の画面。スピーカーを切り替えることができる

 音質はどうだろうか。「UPMS-DJ1」は、モノラルスピーカーを搭載。音楽再生用スピーカーと比べると低音の迫力が足りず、やはり物足りなさが残る。一方で、通話用のスピーカーとして考えれば、十分満足できるレベル。高音をクリアに再生するので、通話相手の声が聞き取りやすい。また、マイクの性能も十分だ。通話時に「UPMS-DJ1」に話しかけた声は、ノイズなしで相手に届く。ストレスなく、ハンズフリーで会話できる。

 ユニークなデザインに目が奪われる「UPMS-DJ1」は、シンプルな操作性で使いやすい一台。インテリアとしても利用できるスピーカーマイクを探しているという人にとって、「UPMS-DJ1」はファーストチョイスになるだろう。(フリーライター・星政明)