積水化学工業、災害の備えをチェックするアプリ「あんしん備忘録」

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2012/06/06 18:34

 積水化学工業は、防災グッズ・非常食のチェックリストや、GPSを使って近くの避難所を調べる機能を備えたAndroidアプリ「あんしん備忘録」の無償提供を開始した。

 『必携 地震対策完全マニュアル』(PHP研究所)の編著者である河田惠昭関西大学社会安全学部教授が監修し、もしもの場合の被害を最小限に食い止める“減災”の発想から、人々の防災意識を高めることを目的に開発した。住まいを提供する企業の社会的責任の一つとして、また、「セキスイハイム」入居者に住宅供給後も継続して安心・安全を訴求するために、アプリを提供する。

アプリの画面イメージ

 災害に備える「住まい」「防災グッズ」「食糧」の三つの観点から、必要な備えができているかをチェックする機能を搭載。例えば、「住まい」→「キッチン」→「食器棚」と進んでいくと、地震の揺れ防止に効果のある固定器具を画像入りで紹介。それを取り入れた場合のキッチンまわりの対策度を%で表示する。不足しているものを購入することもできる。

 また、「もし大きな地震にあったら?」という視点で、早押しクイズ形式のチェックリスト「もしもシミュレーション」では、自宅内、エレベータ内、クルマの中、商業施設・公共施設内、職場・学校内、道路を歩行中など、九つのケースでどのような行動をとったらいいのかがわかる。

 さらに、GPSで近くの避難所がわかる機能を搭載。そのほか、「セキスイハイム」入居者には、非常時の太陽光発電の利用方法やメンテナンスに関する情報を提供する。

・「あんしん備忘録」をダウンロード