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【CEATEC JAPAN 2011】6チャンネルサーバー、ホログラム、ARディスプレイ……、待望の製品たちが登場

ニュース

2011/10/07 20:46

 国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2011」。発売に注目が集まっていたものの、なかなか登場することのなかった製品が、「CEATEC JAPAN 2011」でついに姿を現した。その待望の製品たちを紹介しよう。

 6チャンネルの地デジ番組を15日分ストックできるのが、東芝の「REGZA サーバー」だ。同じような機能は、すでに「CELL REGZA」など、一部の薄型テレビで搭載していたが、サーバーでの登場となった。「地デジ番組をそんなに見るだろうか」という素朴な疑問も湧くが、実際に使うと、根本的に「放送時間」という時間に縛られる概念がなくなる。それだけに、今後の普及が楽しみだ。 

「REGZA サーバー」の最上位モデルは5TBのHDDを搭載。うち4TBを地デジ番組のストック用に使う。録画の意識改革を起こす製品だ

 昔、ロボットがお姫様からの3Dメッセージを映写する場面から始まる映画があった。お姫様の映像は、360°どこから見ても違和感のない3D映像。これが現実のものになった。

 日立製作所は、実空間上に3D映像を重ねて表示する「実空間融合3Dディスプレイ」を参考展示している。上部から物体に向けて3D映像を照射することによって映像を融合。裸眼3Dのオブジェクトが浮いているかのように見えるのだ。それは、まるでホログラムのよう。実用化はまだまだとのことだが、まさに未来を感じる技術といえる。 

カゴの上に浮かぶ人形。カゴは実物で人形は3D映像だが、物体との間に違和感はない

 パイオニアのブースで注目を集めているのが、「AR HEAD UP DISPLAY」と名付けられた次世代車載ディスプレイ。AR(拡張現実)技術を搭載し、フロントガラスの手前に配置した専用プレートに、地図や進行方向などの情報を表示する。すでに実用化に向けた検討が進んでおり、来年度(2013年3月期)中の製品化を予定しているという。「ARカーナビ」に続く新たなカテゴリの製品として期待がかかる。 

レーザーによってパネル上に情報を表示する「AR HEAD UP DISPLAY」

 さらに、パイオニアは、新たに事業化を予定しているサイクルコンピュータを展示していた。Android OSを採用し、タッチ操作で走行距離や時速などをチェックすることができる。 

クールなデザインのサイクルコンピュータ。スポーツサイクルは成長ジャンルだけに期待がもてる

 「スマートテレビ」の周辺機器として、おもしろい製品を見つけた。アルプス電気のブースにあったリモコンだ。ちょっと大きめのリモコンで、側面を開くと、タッチパッドつきのQWERTYキーボードが現れる。手軽に文字入力やカーソル操作ができるのだ。スマートテレビが主流になったとき、このリモコンは大いに役に立つだろう。

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