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富士フイルム、「X100」の弟分デビュー、F2.0-2.8の4倍マニュアルズーム搭載の高級コンデジ「FUJIFILM X10」

ニュース

2011/10/06 18:27

 富士フイルムは、10月22日、新開発のフジノン光学4倍マニュアルズームレンズや、明るい光学ズームファインダーを搭載する高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X10」を発売する。価格はオープンで、実勢価格は7万円前後の見込み。

FUJIFILM X10

 F2.0~2.8、焦点距離7.1~28.4mm(35mmフィルム換算28~112mm相当)の「フジノン光学4倍マニュアルズームレンズ」を搭載。非球面レンズ3枚(6面)、EDレンズ2枚を含む9群11枚を、すべてガラスレンズで構成している。鏡胴や内部構造に金属を採用し、滑らかなズーミングができる。マニュアルズームを活用したフルハイビジョン動画撮影に対応する。

 手ブレ補正は、レンズ5枚をシフトする独自機構で、手ブレ補正時に発生しやすい画像周辺部の陰影や解像力低下を防ぎながら、効果的に手ブレを防ぐ。また、1cmの近接撮影ができるスーパーマクロモードを備える。

 光学ズームファインダーには、高屈折ガラスプリズムと非球面レンズ3枚を採用。コンパクトながら明るく、見やすい。マニュアルズームに連動し、タイムラグなしに見たままにシャッターを切ることができる。また、液晶表示時の撮影可能枚数約270枚に対し、光学ファインダー使用時は約640枚と、バッテリの節約にも効果がある。液晶モニタは2.8型で、約46万ドット。

 撮像素子は、新開発の1200万画素の2/3型「EXR CMOSセンサ」。高速読み出しのCMOSセンサと高速処理のEXRプロセッサによって、フル画素(Lサイズ)で毎秒約7コマ、600万画素(Mサイズ)で毎秒約10コマの高速連写を実現する。

 シーンや人物の有無、順光/逆光、被写体の動きの有無などをカメラが検出し、シーンに合わせてセンサを高感度・低ノイズ優先/ダイナミックレンジ優先/高解像度優先の3種類の撮像方式に切り替えて、全99パターンで合わせて撮影する「プレミアムEXR AUTO」を備える。また、富士フイルムならではの「フィルムシミュレーションモード」は、カラーリバーサルフィルム調の色彩を再現する「PROVIA(スタンダード)」「Velvia(ビビッドモード)」「ASTIA(ソフトモード)」を搭載する

 ボディは、天面と底面パーツに軽くて強度の高いマグネシウムダイキャストを採用、モードダイヤルやズームリングはアルミ削り出しで、外装は耐環境性・耐久性にすぐれた合成皮革のレザー調仕上げにするなど、「FinePix X100」の外観や質感を継承。ズームリングは電源スイッチと連動しており、クイック起動時には約0.6秒で、カメラを構えながらすばやく起動することができる。

 対応メディアはSD/SDHC/SDXCカードで、UHS-Iカードに対応。サイズは幅117.0×高さ69.6×奥行き56.8mmで、重さは約350g。