パナソニック、「録画機のデジタル化」意識調査、地デジ移行率は約5割

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2011/05/16 14:48

 7月24日の地上デジタル放送(地デジ)移行を控え、パナソニックがゴールデンウィーク後に「録画機のデジタル化」に関する調査を実施した。その結果、地デジ対応レコーダーへの移行は、未だ半ばということがわかった。

 調査は、BD/DVD/VHSレコーダーを所有する東京都/神奈川県/埼玉県在住の20~69歳の男女、計520名を対象に、インターネット上で実施した。

 「地デジに移行するにあたり、買い換えたデジタル製品は何ですか」という質問に対して、「録画機(BD・DVDレコーダー)」と答えた人は52.7%。一方で、録画機の買い換えを行っていない人のうち、74.7%が買い換えを希望していた、すでに買い換えた人、また買い換えを希望している人にその理由を問うと、「アナログレコーダーから買い換えないと、デジタル放送を録画できなくなるから」が68.8%を占めた。

 「今年のゴールデンウィークは、家で過ごす時間が多かったですか」という質問には、80.6%が「家(自宅)で過ごした」と回答。例年のゴールデンウィークとの比較でも、40.8%の人が家で過ごす時間を「例年と比べて多かった」と答えるなど、今年のゴールデンウィークは「巣ごもり傾向」が強かったことがわかった。

 「家でどのように過ごしていましたか」という設問では、「パソコン・インターネット」が75.2%、「テレビ鑑賞」が67.5%、「レコーダーで録画していたテレビ番組の鑑賞」が50.8%、「BD・DVDを借りて観た」が20.3%という結果となり、録画機(BD/DVDレコーダー)の使用率が高かった。また、家で過ごした理由としては、「リラックスして、日頃の疲れを癒したかった」(40.3%)、「家でやりたいことがあった(趣味・娯楽・仕事など)」(36.8%)という回答が多かった。

 「録画機(BD・DVDレコーダー)に求めるもの・購入時の重視ポイントは」という問いには、「HDDの容量」という回答が76.9%で最も多く、続いて「予約・録画・再生などの操作が簡単」(60.6%)、「画質」(60.0%)、「同時録画できる番組の多さ」(43.8%)と、機能面を重視する回答が多い。一方で、27.5%が「省エネ設計」と答えており、録画機などのAV機器でも節電を心がける意識がより高まっていることがうかがえる結果となった。