マカフィーが2011年の脅威を予測、iPhoneやGoogle TVなどがターゲットに

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2011/01/06 17:31

 マカフィーは、2011年に増加すると予測するインターネット上の不正アクセスを、自社ブログで発表した。アップルのiPhoneやGoogleのGoogle TVなど、注目を集める端末やプラットフォームがターゲットになると予想している。

米国でソニーが発売しているGoogle TV採用の「Sony Internet TV」

 TwitterやFacebookなどのSNSは、2011年、犯罪者の攻撃のターゲットになる可能性がある。利用頻度がとくに高いと予想されるのは、不正なURLを隠して悪意あるウェブサイトに誘導するURL短縮サービスだという。

 また、foursquare(フォースクウェア)、Gowalla(ゴワラ)、Facebookスポットなどの位置情報サービスも不正アクセスの可能性がある。犯罪者は位置情報サービスを悪用し、誰が、どこで、どんな内容をコメントしているかなどの情報を分析し、攻撃をしかけてくる。

 iPhone、iPadなどのアップル製品も犯罪の対象になる。これらの製品は、個人利用だけでなく、ビジネスシーンでも利用されているが、セキュリティ対策は不足している。また、Mac OSがターゲットになり、ボットネットやトロイの木馬によって個人情報が漏えいする危険性がある。

 このほか、Googleのテレビ向けプラットフォーム「Google TV」などを採用したインターネットテレビも、攻撃のターゲットとなる。犯罪者は、個人情報の収集を目的に、悪質なアプリケーションを配布するとみられる。