エンタメだけじゃない! ビジネスで活躍するiPadアプリあれこれ

レビュー

2010/09/24 17:04

 現在、iPhoneをはじめとするスマートフォンがビジネスの現場に浸透しはじめている。メールやグループウェアなどをいつでもどこでも利用でき、業務の効率化や生産性の向上が図ることができる。iPadも同じく、個人のエンタテインメントだけでなく、ビジネスシーンでの活用が期待されているのだ。そこで、日々の仕事をサポートしてくれるビジネス向けiPadアプリを紹介しよう。


どこでもすぐにメモ、手軽にファイルを作成・管理する



 まずは、企画のアイディアや仕事のスケジュールなどのメモを記録しておくことができるアプリ、「AudioNote」と「Evernote」を紹介しよう。

■AudioNote

 AudioNoteは、マイクで音声を録音しながら、キーボードや手書き入力でメモを取ることができる。このアプリが便利なところは、メモをとった時間を記録しておき、後でメモした場所から音声を再生することができる点だ。例えば、会議やセミナーの途中で「重要」「ポイント」などのメモを残しておけば、それが目印になる。

AudioNote

 アプリを起動すると、画面の上部に録音ボタンや「テキスト入力」「手書き入力」のボタンが並ぶ。右端の「Playback」をタップすれば、録音したデータを再生する。テキストや手書きの図表をタップすると、そのメモを入力した時間から音声を再生する。まるで、ICレコーダーとメモ帳が一体化したような感覚だ。一つのアプリで音声とテキスト、どちらも管理できるのが便利だ。価格は600円。

音声の録音に加えてキーボードで文字入力できる

■Evernote

 Evernoteは、オンラインストレージとメモ帳を組み合わせたウェブサービス。比較的ポピュラーなアプリなので、すでにご存知の方も多いだろう。ウェブページのスクリーンショットや写真、音声、テキストなど、異なるファイル形式のデータを一か所に集約できるのがポイントだ。例えば、ちょっと思いついたアイディアを記録して後で企画書にまとめたり、仕事やプライベートのスケジュールを一括で管理したり、といった使い方ができる。

Evernote

 Evernoteでは、作成・保存したファイルのことを「ノート」と呼ぶ。画面左下の「新規ノート」をタップすれば、新しくノートを作成できる。アプリを起動すると、ノートを一覧で表示。画面上にノートのサムネイルとタイトル、保存した日付やタグなどを表示するので、何のノートなのかひと目でわかる。保存したノートは、後からキーワードで検索することができるので便利だ。

保存した「ノート」をうまく分類して頭の中を整理する

 ノートは、ノートを階層化する「タグ」と、一つの層に並列してノートを分類する「ノートブック」の機能をうまく使い分けて整理するといい。ノートをアップロードできる容量は、無料版の場合40MB/月だが、5ドル/月または45ドル/年の有料版ならで500MB/月まで。それほど容量は多くないので、ノートの数をストックするというより、ノートを活用することで、思考を整理するのに役立ちそうだ。

PCとiPadを連携してスマートに情報管理



 次に、ふだん使っている自宅や職場のPCとiPadで情報が共有できる「Dropbox」「iTeleport」というアプリを紹介する。外出先でも手持ちのiPadで情報をチェック・管理できて便利だ。

■Dropbox

 Dropboxはオンラインストレージサービスの一つで、指定したフォルダとオンラインストレージを同期することで、WindowsやMac、LinuxなどさまざまなOSに対応した複数のPC間でデータを連携できる。データを格納したフォルダは他人と共有することもでき、例えば、同じ部署やプロジェクトに所属しているメンバー同士でデータを共有することができる。

Dropbox

 アプリを起動すると、ファイルを格納したフォルダを一覧で表示する。このなかで、閲覧したいファイルを選んでタップすれば、ファイルを閲覧できる。Dropboxの利点として、PCがオフラインの状態でもファイルを閲覧できる点が挙げられる。また、ファイルはPC本体に保存したもののほか、ウェブ上にも同じファイルを保存するので、バックアップにもなる。ストレージの容量は、無料で2GBまでだが、有料版なら9.99ドル/月で50GB、19.99ドル/月で100GBに拡張できる。

大量のファイルを保存するなら有料版に切り替えよう

■iTeleport

 iTeleportはPCを遠隔操作するアプリ。例えば、プレゼンテーション用に作成・保存したPowerPointやExcelなどの書類をiPadで閲覧・編集できるようになる。また、PCに保存してある各種データを外に持ち出さずに遠隔操作できるので、情報漏えいを防ぐことにもつながる。社内のPCと接続する際は、情報システム部門と相談する必要はあるが、利用できれば利便性は高まるだろう。

iTeleport

 このアプリを使うには、PCに専用ソフト「iTeleport Connect」と、遠隔操作用ソフト(VNC:Virtual Network Computing)をインストールする必要がある。VNCは、Windowsなら「WinVNC」や「UltraVNC」を、Macの場合は「Vine Sever」などがいいだろう。インストール後、iPadのiTeleportのアプリからPCにサインインすれば、PCのデスクトップ画面を表示する。価格は2300円。

自宅PCのフォルダを開いてファイルをチェック

 利用シーン別に主な四つのアプリを紹介したが、iPadでビジネス向けアプリを活用すれば、電車での移動中やランチの休憩中など、空き時間を利用して、効率よく作業することができる。もちろん、iPadだけでなく、iPhoneにも対応しているユニバーサルアプリなら、iPadとiPhoneをビジネスシーンによって端末を使い分けるのもいい。便利アプリを使って、仕事を効率よく進めよう。(ライター・秋葉けんた)

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