パナソニック、約0.1秒でピントが合うデジタル一眼カメラ、別売レンズで3Dも

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2010/09/22 14:30

 パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラとして、約0.1秒のすばやいオートフォーカス(AF)を実現した「LUMIX DMC-GH2」を10月29日に発売する。価格はオープン。

 ラインアップと実勢価格は、ボディのみの「DMC-GH2」が10万円前後、望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」とセットの「DMC-GH2H」が15万円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-F5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」とセットの「DMC-GH2K」が11万円前後の見込み。

LUMIX DMC-GH2H(ブラック)

 レンズ交換式デジタルカメラとして、世界最速の約0.1秒のAFを実現(14-140mmレンズ装着時)。すばやいレスポンスを発揮し、シャッターチャンスを逃さない。また、撮像素子は有効1605万画素の4/3型 Live MOSセンサを搭載、画像処理エンジン「Venusエンジン FHD」を組み合わせることで、高精細な画像を記録する。連写はメカニカルシャッターで5コマ/秒、電子シャッターで40コマ/秒。感度はISO 160-12800。

 動画撮影は60コマ/秒の1920×1080のフルハイビジョン画質に対応。マイクにはドルビーデジタルステレオクリエーター方式を採用したステレオマイクを搭載し、臨場感のある音声を収録する。

LUMIX DMC-GH2H(シルバー)

 別売の3D対応交換レンズ「H-FT012」を装着すれば、3D写真を撮影することができる。2眼のレンズで左右の画像を同時に撮影することで、二重像や歪みなく被写体を記録する。撮影した写真は、同社の薄型テレビ「3Dビエラ」で楽しんだり、ブルーレイ3Dディスク対応のレコーダー「ブルーレイディーガ」に保存したりできる。

 視野率約100%、倍率1.42倍のファインダーを搭載。モニタは可動式で、左180度、上下270度に自由に動かすことができ、ロー/ハイアングル撮影がしやすい。従来機「DMC-GH1」と比べて色の再現性を25%高めた3型タッチパネル式液晶を採用する。

 記録ファイル形式は、静止画がJPEG、RAW、MPOで、動画がAVCHDとQuickTime Motion JPEG。記録媒体はSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅124×高89.6×奥行き75.8mm、重さは約392g。カラーはブラックとシルバー。