健康をしっかり簡単に管理、富士通が携帯とPCを使ったサービスを提供

サービス

2010/08/10 15:10

 「そろそろ健康管理を考えなければ。でも、しっかりと簡単に管理するにはどうすればいいの?」。そんな悩みの解決策として富士通は、8月10日、携帯電話とパソコンを活用した新しい健康サービス「深体創工房(しんたいそうこうぼう)」を開始した。

携帯電話とパソコンを使って健康を管理する

 「深体創工房」は、ユーザーが携帯電話のセンサーとパソコンを使って日常の活動状況や体の変化などを管理できるサービス。携帯電話の3D加速度センシングと解析技術を活用して取得した身体活動情報と、健康機器との連携で体重や体脂肪などの情報を、ネットワーク経由で「PHR(Personal Health Record)」を格納する専用のサーバーに自動で転送。ユーザーは、体の変化をパソコンからカレンダー日記やグラフなどでチェックできる。 

「深体創工房」の仕組みとロゴ(下)

 また、予防医学と行動医学の専門家の知見に基づいて設計された健康増進プログラムを提供。個人の生活習慣や性格・行動パターンを把握し、一人ひとりに合わせた運動カリキュラムを提案する。ユーザーにとっては、自分の目的にあった目標を設定でき、自分のペースで体づくりに取り組めるようになる。

 さらに、携帯電話から収集した身体活動情報の変化に応じて、キャラクターから楽しい応援メッセージが入ったアドバイスメールを届けることで、ユーザーが無理せず楽しく生活習慣を振り返ることができるように工夫した。

 サービス対象機種は、NTTドコモの「F-08A」「F-09A」など、3D加速度センサーを搭載した富士通製携帯電話。当初は9機種のみだが、今後、対象機種を拡大していく。連携可能な機器は、タニタ製体組成計「BC-501」、タニタ製血圧計「BP-300」。サービス利用料は無料で、別途、パケット通信料などがかかる。なお、健康増進プログラムは、パソコンだけでも利用できる。

 新サービスは、富士通が掲げる「ヒューマン・セントリックなインテリジェント・ソサエティ」に基づいたもの。医療分野でITシステムを導入しているノウハウを生かしてコンシューマ向けにサービス化した。2011年以降は、1月に有料サービスの提供や広告ビジネスの開始、7月に他社サービスとの連携を踏まえたプラットフォーム連携や法人向けサービスを計画している。

 同社では、ユーザー数について2011年度末にあたる2012年3月末までに100万規模を見込み、そのうち5%程度が有料サービスを利用するとみている。売上規模については明らかにしていないものの、寺師和久・ユビキタスビジネス戦略室長代理は、「有料サービスをはじめ、端末の販売や他者との連携サービスなどで十分に収益が確保できるビジネスになる」と話した。

 今回のサービスは、パーソナルビジネスとモバイルビジネスを融合した新製品・サービスの提供を狙いに2009年10月にユビキタスビジネス戦略室が立ち上がって以来の第一弾となる。寺師室長代理は、「今後は、パソコンと携帯電話という分類ではない新しい端末を市場投入する可能性がある」と、次世代ビジネスの展望についても示唆した。

寺師和久・ユビキタスビジネス戦略室長代理

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