ソフトバンクモバイルのCM「白戸家の人々」シリーズで人気の犬のお父さん。そんなお父さんが全長30cmの「でかい犬ストラップ」になった。それが「しゃべるお父さんBigストラップ」だ。以前からおなじみの「しゃべるお父さんストラップ」の大型版だが、BigというからにはどれだけBigなのか確かめてみたいと考えるのが人情。ということで、今回ソフトバンクモバイルから実物をお借りし、その存在感を思う存分検証してみた。


大きさ、表情、首輪 どれをとってもこだわりの作りこみ



 ソフトバンクモバイルのCMでおなじみの「白戸家の人々」。家長であるお父さんが犬であることはもはや周知の事実だろう。樋口可南子さん演じる「お母さん」からちょっぴり尻にしかれつつ、上戸彩さん演じる「わたし」を優しく、ダンテ・カーヴァーさん演じる「お兄ちゃん」を厳しく見守る威厳ある犬、もといお父さんだ。

でかすぎてバッグに入りきらないほど

 そんなお父さんを模した「しゃべるお父さんBigストラップ」、借りることができた実物を見てみると確かにでかい。さっそく身長(?)を測ってみるとぴったり30cm。耳まで含めるとちょっぴりオーバーするかもしれない。ノーマルのお父さんストラップと比較してみるとその大きさが際立つ。また、これまでのバージョンに比べて全体的に細かく作りこまれているのも特徴だ。

圧巻の大きさ
右は筆者が昨年「iPhone 3G」を購入した際にもらったノーマルサイズ

 従来のものはサイズ故の限界もあるのだろう、どうしても顔の表情や首輪パーツなどが貧弱に見えてしまう。しかし、30cmのBigお父さんにそんな心配はいらない。ピンとたった耳、キリッとした目、引き締まった口元と、表情はどこまでもりりしい。加えて首輪もゴージャスだ。革と金具でしっかりと作りこまれ、ベルト穴まで開いている。まさにこだわりの再現具合といえる。

表情や首輪など細かなところまで作りこまれている

 そして、忘れてはいけないのがBigお父さんは、ただのでかいお父さんでは終わらない「しゃべるBigお父さん」であるということ。お父さんの左後ろ足がスイッチになっており、ONにした状態でしっぽをつまむと、例によって渋い声でいろいろなセリフを聞かせてくれる。

お父さんのしっぽをつまむとあの声が…

 セリフのパターンは全部で10種類。「しっぽをさわるな」「すべてのものには理由がある」「でかけりゃいいってもんじゃない」「戻れないのが人生です」「夢は大きく」「間違えました」「こらっ それはただの白い犬だ」「お前にはまだ早い」「人生にはいろいろある」「ソフトバンクの思うつぼだ」と、時にやさしく、時に厳しく諭してくれる。

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 ちなみに筆者がしっぽを触ると高い確率で「夢は大きく」を連呼された。励まされているのか、もしくは人生設計の適当さを見透かされているのかもしれない。しかも、調子に乗ってしっぽを触り続けていると「しっぽをさわるな」と怒られた。偶然とはいえなかなか会話の間を心得ているようだ。

 そんなBigお父さんの元気の源は単三型乾電池×2本。下腹部がマジックテープになっており、中に白い電池ボックスが入っている。お父さんの声が弱々しくなってきたら、迷わずお腹を開いてみよう。一瞬、犬をいじめているような錯覚に陥るが、電池を入れ替えれば再び元気な声を聞かせてくれるはずだ。

お腹の中にあった電池ボックス
なんだかエサをおねだりしているようにも見える

ストラップ、ぬいぐるみと変幻自在の顔を見せる



 このように、もはやストラップというにはあまりにリアリティが溢れているBigお父さん。加えて、そもそもストラップとしてこのでかさはアリなのだろうか? しかしお父さん曰く「すべてのものには理由がある」というぐらいで、このサイズにも理由があるはずだ――。

 そんな愚にもつかないことを考えていると、ふと一枚の紙が目についた。Bigお父さんに付いている血統書ならぬ説明書だ。読んでみると「本来は『ぬいぐるみ』としてのご利用をオススメしますが、携帯電話のストラップとしても利用できます。」と書かれている。

 ぬいぐるみとしての利用がオススメ……ストラップとしての利用法はあくまでオマケなのか? しかしストラップと謳っているからには、ストラップとして使ってみるのが筋というもの。変な義侠心にも駆られ、Bigお父さんを携帯につけてみる。

つけてみたのはPANTONEケータイ「Softbank 812SH」

 ところで、このBigお父さん、これだけ大きいのだから携帯に付けるときにも相当大変なのでは? と思いきや、ストラップの紐部分が取り外せるようになっており、紐と携帯をくっつけた後にBigお父さんを取り付ける仕組み。やり方はいたって簡単で、まるでお前の心配はあらかじめお見通しと言わんばかりだ。


 しかし、いざ付けてみると、携帯にお父さんストラップがついているのか、お父さんに携帯がくっついているのかわからない。実際に携帯を手にしてみると、電話をかければお父さんの重みを腕で感じ、メールをうてば画面の後ろからお父さんが視線を浴びせてくる。それぐらい存在感抜群だ。協力してもらった女性社員の言葉を借りれば「かわいいけどちょっとウザい」となってしまうが、それもご愛嬌といえる。

ストラップとしての利用には無理がある?
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 Bigお父さんのストラップとしての実力はわかった。一言でいうなら「ウザかわいい」だ。そこで続いてはぬいぐるみとして利用してみる。といっても、ぬいぐるみには利用法といえるほどの利用法は確立されていない。そこで他力本願、誰かいじってくれといわんばかりに編集部の筆者PCの上に置いておくことにする。

やはり存在感は抜群

 上のようにお父さんがPCの上に屹立するさまは、まさしく一家(一社?)の大黒柱。仕事中に気を抜こうものなら喝を入れられそうな雰囲気を勝手に感じつつ、いつも以上に仕事に身が入る。もっとも社内の同僚からみれば、でかい犬をPCの上に乗せている時点で、筆者がまじめに仕事をするつもりがあるようには見えなかっただろう。

仕事に励む社員を見守るお父さん

 しかし、肝心の社内の食いつきは上々。そばを通る人は高い確率でお父さんのしっぽをさわり、ある人は深い言葉にうなずき、ある人は怒られつつも、一様に満足そうな顔で去っていく。記念写真を撮る人まで出る始末だった。ぬいぐるみとしてはBigお父さん、かなりの癒し系のようだ。そして、Bigお父さんに癒された人々が例外なく口にするのが、一体どうやったらBigお父さんを家族の一員にできるのかという質問。

まさしく「ソフトバンクの思うつぼ」? お父さんと家族になるには



 では、Bigお父さんを我が家へ迎え入れるための方法をご紹介しよう。その条件は2種類。「ただとも」プログラムもしくは「乗り換え」プログラムを利用し、ソフトバンクモバイルと契約する必要がある。

 「ただとも」プログラムは、2名以上で新規契約を行った場合や、ソフトバンク加入者である家族や機種変更等をしたユーザーからの紹介で、新規契約した場合に特典がもらえるプログラム。一方、「乗り換え」プログラムは、ナンバーポータビリティ(MNP)制度を利用して新規契約した場合に特典がもらえるプログラムだ。


 そして、上記いずれかのプログラムを利用して契約したユーザーへの特典が「しゃべるお父さんBigストラップ」もしくは「5000円分の商品券(JCBギフトカード)」だ。契約時に渡されるクーポンを使って、Bigお父さんを特典として選択し、9月23日までに所定の申し込み手続きを済ませれば、はれて家族の一員にすることができる。

 ただし、気をつけたいのがこの「しゃべるお父さんBigストラップ」は数量限定だということ。ソフトバンクモバイルの広報によると、現時点で当初予定の3万体は好評のためすでになくなっており、増産を決定しているという。とはいえそちらも在庫がなくなり次第終了となるということで、早い者勝ちという状況が続いている。

 さしあたっては、Bigお父さんストラップを手に入れようとするなら、とにもかくにもソフトバンクモバイルと新規で契約をする必要がある。お父さんでなくとも「ソフトバンクの思うつぼだ」と叫びたくなってしまうが、実際にBigお父さんを目にすると、それでもいいかもしれない、と思えることもまた事実ではある。(BCN・山田五大)

立ち姿が似ていた狛犬とのツーショット
お父さんの威厳は微塵も揺るがなかった