ウェザーニューズは6月25日、台風シーズンの到来を前にして、台風への防災意識を高めてもらうことを目的に、今シーズンの「台風傾向」についてのまとめを発表した。

台風の発生時期[平年値]

 今年は、5月3日の台風1号以降、これまでに4個の台風が発生。これは平年に比べやや少ない数で、4月まで台風が1個も発生しなかったのは3年ぶりのことだという。ただし、最初の台風発生が遅かった年が必ずしも台風発生数が少ないとは限らないということで、同社では今年の台風発生数も平年並みの26-27個と見ている。

 台風の上陸数については、2-3個程度と予想。また、今年の夏以降、エルニーニョ現象発生の可能性が高まっているとしている。エルニーニョ現象が発生すると、一般的には台風発生エリアの水温が低く推移するため、台風発生数は少なめと言われているが、台風の勢力自体は発達して強くなる傾向があるという。また、太平洋高気圧の縁辺を通って北上する経路をとる台風が増えることから、日本への接近・上陸数は特に減る傾向は見られないとしている。

 過去の統計によると、90年代後半以降は、台風発生数の少ない時期に当たるが、台風上陸数が10個と過去最多となった04年のように、1年に集中して現れることがあり、当時もエルニーニョ現象の影響があったと考えられることから、今年も台風の動向については油断できないとして、注意を呼びかけている。