静かでお掃除ラクラクのPCケースファン、ENERMAX「CLUSTER UCCL12」

レビュー

2009/05/14 15:08

 まもなくやってくる夏、PC自作ユーザーにとって重要になるのが冷却系のパーツ。特にケースファンはPCケース内の排熱の要となるパーツだ。今回は、冷却性・静音性に優れる上に、メンテナンス性も高いというENERMAXの「CLUSTER UCCL12」をレビューしてみた。


★ENERMAXのPC電源「ERV1050EWT」レビューはこちら

動いているのを感じさせない静音性



 動作させてまず気付くのがその静かさ。通常負荷の回転域では、ほとんど動作音は気にならず、振動も感じない。「本当に動作しているのか?」と心配になってしまうほど静かだった。しかし、ファンに手をかざせばしっかりと排気の風を感じることができる。これは「Twister Bearing(ツイスターベアリング)」という独自の特許技術に秘密がある。

 一般的なベアリングシステムとは異なり、ベアリング機構自体をひとつのパーツとしてまとめることで摩擦や振動を低減。これにより8-14dBという静音性を実現している。ファンの羽やフレーム構造などにも独自の特許技術による特殊なものが採用されており、一般的なシングルブレイドのファンに比べて20-30%の風量アップを実現したのだという。さすがPC用電源やケース、周辺機器で定評のあるENERMAX製だけある。

ファンにはアルミニウムを採用し、軽量・静音化を図るとともに剛性も高めた

 「CLUSTER UCCL12」のもう一つの大きな特徴が「ファンスピードコントロールに対応している」という点。4PのPWMコネクタを搭載しており、マザーボードがPWMに対応したものであれば、システムの負荷状況に応じた細かなファンスピードの自動制御が可能となる。パフォーマンスと静音性を追求したいなら、この機能は心強い味方となってくれるはずだ。

高性能を演出する心憎い仕掛け



 さらに「ファンが光る」という演出もある。ホワイトLEDが搭載されており、スイッチ一つで点灯。赤や青といったキラキラとしたイルミネーションではないので目障りとは感じない。シンプルなその光は、なかなか心ニクい演出だ。

ファンの羽根は簡単に取り外し可能

 また、個人的に「なるほど!」と思った点が「羽根の取り外しがワンタッチで行える」点。一定期間以上PCを使ったことのあるユーザーならわかると思うが、ファンというのはとにかくホコリが付きやすい。清掃を怠っていれば、溜まったホコリでファンが止まってしまうことすらある。さらに厄介なことに、ファンというのは分解な困難なために掃除がしづらい。その点でこの「CLUSTER UCCL12」は手軽にファンの羽根を取り外すことができるので清掃が実にラクなのだ。清掃をこまめに行えばそれだけファンの寿命も長持ちする。この点は自作派ユーザーに大いに注目してもらいたいポイントだ。

 冷却性・静音性・メンテナンス性の3つを兼ね備えた「CLUSTER UCCL12」。これ一つで手軽にPCの冷却性能をレベルアップすることができる。こだわりの一台を組み上げるなら、是非とも手に取ってもらいたい。(ITジャーナリスト 市川 昭彦)

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