ハイビジョンは、画質が良いばかりでなく、臨場感のあるサウンドを味わえることも魅力の1つ。その魅力を堪能するために、サラウンドシステムを設置することをお勧めしたい。そこで今回は、テレビやレコーダーも設置できるメリットもあるラック型のサラウンドシステムを紹介する。「BCNランキング」をもとに、ラック型サラウンドシステムトップ5をみていこう。

HDMIと光ケーブルで接続、テレビと同じメーカーで揃えれば利便性が向上



2008年11月
ラック型サラウンドシステムランキング

1

パナソニック 3.1chラックシアター SC-HTR210-K

市場推定価格:81,100円(税込)

発売年月:2008/02

取扱店舗一覧

 
2

シャープ AQUOSオーディオ AN-ACD2

市場推定価格:83,500円(税込)

発売年月:2008/02

取扱店舗一覧

 
3

パナソニック 3.1chラックシアター SC-HTR310-K

市場推定価格:87,200円(税込)

発売年月:2008/02

取扱店舗一覧

 
4

ソニー シアタースタンドシステム RHT-G500

市場推定価格:71,600円(税込)

発売年月:2008/10

取扱店舗一覧

 
5

ソニー シアタースタンドシステム RHT-G900

市場推定価格:92,900円(税込)

発売年月:2008/04

取扱店舗一覧

 
 ラック型サラウンドシステムは、テレビメーカーが販売している製品が多く、価格は10万円前後。決して安価とはいえないが、場所をとらず、簡単に設置できる魅力的な製品だ。では、実際にどのような製品が売れているのか、11月の「BCNランキング」をもとに販売台数ランキングトップ5をみていこう。

 1位はパナソニック「SC-HTR210-K 3.1chラックシアター」で、37-42V型の薄型テレビに適したサイズ。フロント左右、中央のスピーカーとサブウーハーを備えた3.1chスピーカーだけで、後方にもスピーカーがあるような感覚を表現できる「ドルビーバーチャルスピーカー」を搭載、臨場感のあるサウンドが楽しめる。また、音量が気になる深夜の視聴に適した「ウィスパーモードサラウンド」を搭載、小音量でも臨場感を味うことができる。

 テレビとの接続は、HDMIケーブルと光ケーブルで繋ぐだけなので簡単だ。さらにDVDレコーダーとは、HDMIケーブルで繋ぐ。パナソニック、シャープ、ソニーのラック型サラウンドシステムは、テレビのリモコンで各AV機器を操作できる「リンク機能」に対応しているので、同じメーカーでテレビやレコーダーを揃えれば、テレビのリモコン1つで操作できる。

 パナソニックの場合は「VIERA Link」に対応したテレビと接続すれば、テレビのリモコンで電源、音量調節などが操作できるほか、電子番組表の情報に応じたサウンドモードの自動切り替えも可能。サウンドモードは「スタンダード」「スタジアム」「ミュージック」「シネマ」「ニュース」の5つを備え、視聴中の番組に適したモードが自動で選択される。

 なお、1位の「SC-HTR210-K」と3位に登場する「SC-HTR310-K」には、HDMIケーブルと光ケーブルが同梱されていないので、別途購入しなければならない。このように、必要なケーブルが標準付属されていないケースもあるので、同梱されているかどうか確認しておこう。そのほか、小型のテレビなど一部の製品には「光デジタル音声出力端子」が付いていないこともあるので、念のため確認しておこう。

テレビメーカー純正品がトップ5を占める



 2位はシャープ「AN-ACD2 AQUOSオーディオ」で、37-42V型用。原音を忠実に再生する同社独自の技術「1ビットデジタルアンプ」を搭載し、よりクリアな音質を再現できる。また、フロント左右とサブウーハーの2.1chスピーカーで、仮想的に5.1chサラウンドを再現できる「ドルビーバーチャルスピーカー」を搭載している。

シャープ「AN-ACD2」
(42V型の液晶テレビを設置した場合のイメージ)

 「AQUOSファミリンク」に対応したテレビと接続すれば、テレビのリモコンで電源、音量調節などができるほか、電子番組表の情報に応じたサウンドモードの自動切り替えができる。サウンドモードは、「スタンダード」「シネマ」「ニュース」「ミュージック」「スポーツ」のなかから、視聴中の番組に適したモードが自動で選択される。2機種ともHDMIケーブルと光デジタルケーブルを各1本同梱している。

 3位は、1位のパナソニック「SC-HTR210-K」と同じシリーズで、42-52V型用の「SC-HTR310-K」がランクインした。これらは、サイズが異なるだけで、機能は同じ。

1位のパナソニック「SC-HTR210-K」

 4-5位は、ソニーの「シアタースタンドシステム」がランクインした。4位は32-40V型用「RHT-G500」、5位は32-46V型用「RHT-G900」。ともに、原音を忠実に再生する同社独自の技術「S-Master」や、仮想的に5.1サラウンドを表現する「S-ForcePRO」を搭載し、高音質を楽しめる。

 別売りのアダプターを使えば「ウォークマン」を繋ぐこともできるほか、同じく別売りのBluetoothアダプタを接続すれば、Bluetooth対応の「ウォークマン」や携帯電話の音楽を無線で転送して再生することも可能。ケーブルは、光デジタルケーブルのみ同梱している。

 ソニーも、パナソニック、シャープと同様に、リンク機能に対応。「BRAVIA Link」に対応したテレビと接続すれば、テレビのリモコンで電源、音量調節などができるほか、電子番組表の情報に応じたサウンドモードの自動切り替えができる。サウンドモードは、「ムービー」「ミュージック」「スポーツ」「ニュース」「スタンダード」の5つを備え、視聴中の番組に適したモードが自動で選択される。

ソニー「RHT-G900」
(46V型の液晶テレビを設置した場合のイメージ)

店頭ではテレビ本体と一緒に展示



 今回5位までにランクインした製品は、すべてテレビメーカーの製品だが、もちろんヤマハやオンキヨーなどの音響機器メーカーもラック型のサラウンドシステムを販売しているので、店頭でチェックしてみよう。テレビメーカーの純正ではないサードパーティの製品でも、リンク機能の一部を使える製品もある。例えば、ヤマハの「YRS-1000」は、パナソニック、シャープ、ソニー、東芝、日立製作所、三菱電機のテレビとHDMIケーブルで接続すると、テレビのリモコンで電源や音量調節ができる。

ヤマハ「YRS-1000」


 ラック型のサラウンドシステムの良さは、省スペースで、何よりも音響機器に詳しくない人でも簡単に高音質な視聴環境を構築できること。家電量販店では、テレビ本体と一緒に展示されているので、ついでにチェックしてみてはどうだろうか。(BCN・田沢理恵)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで121品目を対象としています。

*表中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。