ソニー、USB端子を搭載したICレコーダーなど2シリーズ

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2008/09/04 18:44

 ソニーは9月4日、ICレコーダーの新製品として、大画面液晶、大型ボタンを搭載した「ICD-AX70」と、USB端子を搭載し、ケーブルなしでPCと直接接続できる「ICD-UXシリーズ」を10月21日に発売すると発表した。価格はオープン。

 「ICD-AX70」は、9月10日に発売するベーシックモデル「ICD-B61」と比較して約40%大型の液晶を搭載。録音の残り時間や時刻、メニューなどをわかりやすく表示する。また、テープレコーダー感覚で操作できる押しやすい大型の録音・再生ボタンを採用。録音・再生中にボタンが光るので、ひと目で動作状況がわかる。

 狙った方向の音を録音できる単一指向性マイクと、直径28mm・実用最大出力300mWの大口径・大出力スピーカーを搭載する。付属のオーディオケーブルをテープレコーダーと接続すれば、ダビングが可能。そのほか、マイクに角度を付けて集音効果を高めるスタンドを、本体背面に内蔵する。

 内蔵メモリは1GB。最大録音時間は、LP録音で約288時間10分、SP録音で約48時間。カラーはシルバーとピンクの2色。本体サイズは幅46×高さ115.5×奥行き22mm、重さ約85g。実勢価格は1万円前後の見込み。

 一方、「ICD-UXシリーズ」は、USB端子を内蔵し、PCにダイレクトに接続が可能。MP3に加え、WMAファイルの再生に対応しており、録音だけでなく携帯オーディオとしても活用できる。また、JAZZ/POP/ROCKなど、音楽のジャンルに合わせて音質を変える機能を搭載する。

 300Hz以下の低い周波数帯域を自動で低減する「ローカットフィルター」機能、ノイズを低減して人の声を聞き取りやすくする「ノイズカット」機能を搭載。再生速度を1/2倍速から2倍速まで21段階で調整でき、会議や講義の速聞きや、語学学習時の遅聞きなどに活用できる。

 録音ファイル形式はMP3。電源は付属の単4形ニッケル水素充電池で、本体をPCにUSB接続して充電できる。本体サイズは、幅34.4×高さ99×奥行き13.4mm、重さ約48g。

 ラインアップは内蔵メモリが4GBの「ICD-UX91」、2GBの「ICD-UX81」、1GBの「ICD-UX71」の3モデル。「ICD-UX91」で、最大1152時間の録音が可能。カラーは「ICD-UX91」がブラックのみ、「ICD-UX81」「ICD-UX71」はシルバー、ホワイト、ピンクの3色。実勢価格は「ICD-UX91」が2万円前後、「ICD-UX81」が1万5000円前後、「ICD-UX71」が1万円前後の見込み。