写真の祭典PIE2008、中判フィルムカメラの新製品も、フジやマミヤが出品

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2008/03/21 18:29

 東京・有明の東京ビッグサイトで3月19日開幕したアジア最大級の写真・映像の総合展示会「フォトイメージングエキスポ2008(PIE2008)」。デジタルカメラが会場のほとんどを占めた一方、数は少ないが銀塩カメラの展示も目を引いた。出展されたのはフィルムサイズが6×4.5cmや6×7cmの中判カメラ。デジタル全盛になったとはいえ、このサイズでは依然としてフィルムの持つ深みや奥行き感に魅力を感じている人が多いことからメーカーも需要があるとみているようだ。

富士フイルム、銀塩フィルムで最高画質を目指した6×7カメラを参考出品

 富士フイルムは「銀塩フィルムで最高画質を追求した」という、6×7cmの「新中判フィルムカメラ」を参考出品していた。80mm F3.5(35mmフィルムカメラ換算で約50mm)の単焦点レンズを搭載した蛇腹式の折りたたみ型。たたんで小さくすることで「気軽に持ち運びできるようにした」という。


 シャッターは、電子制御式のレンズシャッター。露出制御は絞り優先AEとマニュアル露出。フィルムは120ロールフィルムで10枚、220ロールフィルムで20枚の撮影できる。年内の発売を目標にしている。富士フイルムでは「中判カメラのユーザーは銀塩フィルムにこだわりを持っている人が多く、需要もある。そうした人たちを獲得していきたい」と意気込む。

●マミヤは6×4.5カメラをカラバリで復活、200台限定で販売

 一方、マミヤ・デジタルイメージングは6×4.5cmの中判カメラ「645ProTL」でカラーバリエーションモデルを展示した。645ProTLは05年に生産を終了しており、今回のモデルは200台の限定で販売するもの。カラーは「白」「深緑」「シルバー」「赤」「空色」「黄色」「ワインレッド」「漆調の緑」「漆調の赤」の9色。このほか会場には「黒」モデルも参考出品した。


 1975年に世界で初めて発売した6×4.5cm判の一眼レフカメラ「マミヤM645」の流れを汲む最終モデルが、645ProTL。画面サイズは56×41.5mmで、レンズは「マミヤセコールC80mmF2.8N」が付属する。露出制御はマニュアルで、ファインダーを付ければ絞り優先AEも可能。120ロールフィルムで15枚の撮影できる。

 「645ProTL」の限定カラーバージョンはファインダーが付いた「AEセット」、ファインダーが付かない「マニュアルセット」を売り出す。価格はAEセットが38万円、マニュアルセットは32万円。マミヤのホームページやサービスセンターで購入できるほか、PIEの会場でも注文を受け付ける。マミヤでは「中判の銀塩フィルムは長年使っているハイアマチュアやプロから根強い人気がある。今回のモデルの受注状況をみて、一定の需要があれば『黒』モデルの発売や次の展開も考える」としている。

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