ソニー、画像処理エンジン「BIONZ」搭載のデジタルフォトフレーム3モデル

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2008/03/19 15:26

 ソニーは3月18日、同社のデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズと同じ画像処理エンジン「BIONZ」を搭載するデジタルフォトフレーム「S-Frame」シリーズ3モデルを5月9日に発売すると発表した。

 ラインアップは内蔵メモリが512MBで、9型液晶を搭載する「DPF-V900」と7型液晶の「DPF-V700」、7型液晶でメモリが256MBの「DPF-D70」の3モデル。価格はオープンで、実勢価格は「DPF-V900」が3万5000円前後、「DPF-V700」は2万5000円前後、「DPF-D70」が2万円前後の見込み。

 3モデルともアスペクト比15:9で、解像度800×480ドットの「クリアフォト液晶」を搭載し、リモコンも付属する。外部メモリはSDカードやメモリースティックのほか、xD-ピクチャーカードやコンパクトフラッシュなどにも対応する。

 最大で4800万画素のデジカメ写真が再生可能で、JPEG、BMP、TIFF形式のファイルのほか、同社のデジタル一眼レフで撮影したRAW形式のファイル(SRF、SR2、ARW)も再生できる。なお、「D70」はJPEGとRAWのみ。

 通常の1枚表示のほか、30枚または12枚をまとめてサムネイル表示する「インデックス表示」や画像を連続再生する「スライドショー表示」機能を備える。スライドショー時は複数の画像を表示する分割表示や時計やカレンダーと同時に表示することもできる。縦横位置感知センサーを内蔵するので、縦位置で撮影した写真も本体を回転させれば連動して表示写真を回転させる。

 また画像処理エンジン「BIONZ」が画像を解析。付属のリモコンのメニューから「くっきり補正」ボタンを押すだけで逆光やピンボケ、赤目などの補正に加えて美肌補正まで自動で行う。画面上には、補正前と補正後の画像が表示されるので、補正効果の確認できる。補正した画像は別ファイルとして内蔵メモリに保存も可能。

 上位モデルの「V900」「V700」はHDMI端子を搭載し、別売のケーブルでHDMI端子搭載のテレビと接続すればテレビ画面で画像が再生できる。さらに無線通信規格の「Bluetooth」にも対応し、別売のUSBアダプタ「DPPA-BT1」を使用すればBluetooth対応のPCや携帯電話からワイヤレスで画像を転送できる。