液晶ディスプレイのワイド化、大型化が進んでいる。06年当初2割だったワイドタイプが1年で7割にまで急拡大。サイズでは主流は依然19型だが、22型がこのところ大きく伸びている。薄型テレビに歩調を合わせるように大画面化にシフトし始めた液晶ディスプレイの動向を「BCNランキング」で探った。

●19型に次いで人気の22型、ワイド画面はおよそ7割に

 サイズ帯別の販売台数シェア推移をみると、19型以上22型未満のクラスがおよそ5割。なかでも19型が最も売れており、07年12月では36%を占めている。しかし、この1年の動きをみると大きな変化はない。

 一方、右肩上がりなのは22型以上24型未満のクラス。07年1月は1割にも満たなかったが、12月にはおよそ2割まで増加して17型以上19型未満を追い越し、ついにサイズ帯別で2位に拡大した。人気は22型で、従来売れ筋だった17型を抜いて、12月ではシェア20.3%を獲得している。



 大型化に伴い、画面のワイド化も顕著だ。07年1月は販売台数シェアで25.5%だったワイドタイプが、12月には69.5%まで増加。12月のシリーズ別販売台数シェアトップ10をみても、10モデル中9モデルがワイドタイプになっている。


●メーカー1位は三菱電機、2位以下は混戦模様


 1位は、アイ・オー・データ機器で19型ワイドの「LCD-AD191X2」で6.2%。画面の縦横比を維持したまま拡大する「アスペクト比固定拡大機能」を備え、4:3などのバランスを崩さずに表示する。2位は三菱電機の17型「RDT1714VM」で4.1%。入力端子にDVI-D端子とミニD-SUB15ピンを備える。


 メーカー別では、1年を通じて20%前後で推移した三菱電機がトップ。07年に販売台数が最も多かったメーカーを表彰する、「BCN AWARD 2008」の液晶ディスプレイ部門を受賞した。春頃は、アイ・オー・データ機器が三菱電機を一時的に追い抜いたこともあったが、夏以降、2位以下はアイ・オー・データ機器、LG電子、ベンキュージャパン、日本エイサーがいずれも10%前後で推移する混戦が続いている。(BCN・井上真希子)


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など24社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。


※08年3月25日追記
<内容訂正のお知らせとお詫び>
 08年1月21日に公開した当記事中、22型以上24型未満の販売台数シェア推移に誤りがあったため、原稿の一部と関連グラフを修正いたしました。お詫びして訂正いたします。