NTTコムウェア(今井郁次社長)は6月20日、リアルタイムの実写3D映像から「ふれた感覚」を再現できる次世代コミュニケーションインターフェース「Tangible-3D技術」を開発したと発表した。

 NTTコムウェア(今井郁次社長)は6月20日、リアルタイムの実写3D映像から「ふれた感覚」を再現できる次世代コミュニケーションインターフェース「Tangible-3D技術」を開発したと発表した。

 同社が05年に開発した、カメラを2台使って撮影した実写映像をリアルタイムに3D映像に合成するシステムを拡張した技術で、撮影した映像を3D合成して画像処理し、ソフトウェアで被写体の触感情報をリアルタイムに配信する処理を実現した。この技術により、たとえば遠隔地にいる人にリアルタイムで3D映像と触覚情報を送信し、擬似的な握手の感覚を伝達することが可能となる。

 カメラ2台を使って発信側の手の映像を撮影し、映像から3D映像の合成および触感情報の抽出を行い、リアルタイムに受信側に配信する。配信された3D映像は、特殊な眼鏡が不要で2次元平面に加えて奥行き方向の立体的な表示が可能な「3Dディスプレイ」に表示、同時に触感情報を配信し、専用の触感デバイス装置で「ふれた感覚」を再現する。

 同社では今回、送信側と受信側が1対1の構成で実証実験を行ったが、今後は1対多の構成や双方向の構成を実現する実証実験を進める予定。また専用のモニターで3D映像を視聴するため、現状では視聴可能な位置が1点に限定されるという課題もあり、今後はさまざまな位置から3D映像を視聴可能にする技術の研究を進めていく。