東芝ソリューション、言葉の概念を利用した辞書で精度を向上した翻訳ソフト

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2007/04/10 10:06

 東芝ソリューション(梶川茂司社長)は4月9日、ビジネス向け英日・日英翻訳ソフト「The翻訳 2007 ビジネス」を5月18日に発売すると発表した。同義語や類義語など言葉の概念を利用することで翻訳精度を向上させた。価格は1万7640円。

 東芝ソリューション(梶川茂司社長)は4月9日、ビジネス向け英日・日英翻訳ソフト「The翻訳 2007 ビジネス」を5月18日に発売すると発表した。同義語や類義語など言葉の概念を利用することで翻訳精度を向上させた。価格は1万7640円。

 同義語や類義語といった言葉の概念を利用して文意に合った訳語を選択する「概念翻訳」を採用。翻訳エンジンを搭載することで翻訳の精度を高めた。

 例えば、「人間ドックを受ける」といった文では、「受ける」という語は「receive」、「undergo」など複数の英単語の選択、使い分けが必要だが、新ソフトを使えば、「検査」と「人間ドック」が類義という概念を結び付けるため、「undergo a complete physical examination」と目的語や内容にあった翻訳ができる。

 辞書の収録単語数も、前バージョンより多い179万語470万語を収録。また、辞書中の訳語の見直しも行い、ビジネス関係文書の翻訳精度も向上させた。対応OSはWindows Vista(32ビット版)、Windows XP、Windows 2000。Office2007でも利用できる。

 東芝ソリューションでは、同時にオプションの「The翻訳 2007 英日専門用語辞書」「The翻訳 2007 日英専門用語辞書」も発売する。価格はともに3万9900円。