アジア最大規模の写真関連の総合展示会「フォトイメージングエキスポ2007」が3月22日に東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。3月25日までの4日間の開催で約11万人の来場者を見込む。今年は国内外の145社・団体が参加。出展したデジタルカメラの主要メーカーでは、最新のデジカメを展示し、入場者の注目を集めている。

 アジア最大規模の写真関連の総合展示会「フォトイメージングエキスポ2007」が3月22日に東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。3月25日までの4日間の開催で約11万人の来場者を見込む。今年は国内外の145社・団体が参加。出展したデジタルカメラの主要メーカーでは、最新のデジカメを展示し、入場者の注目を集めている。


●ソニー、次期「α」の2モデルを参考出品

 06年に「α100」を引っさげてデジタル一眼レフ市場に参入したソニーでは、「α」のニューモデルやコンパクトデジカメ「サイバーショット」を中心にブースを構成。なかでも注目を集めていたのが、「α」シリーズの「ハイアマチュアユーザー向けモデル」と「フラッグシップモデル」。米ラスベガスで開催されたカメラ関連の展示会「PMA 2007」で発表したもので、いずれもモックアップを展示していた。機能の詳細は未定にもかかわらず、多くの人が足を止めて見入っていた。


 「ハイアマチュアユーザー向けモデル」は「α100」の上位機種。新開発のイメージセンサーと画像処理回路「BIONZ」を採用し、カメラボディに手ブレ補正機能を内蔵することだけが発表されている。


「フラッグシップモデル」は「α」の最上位モデルでプロ用として発売する予定。同じく新開発のイメージセンサーと画像処理回路「BIONZ」、カメラボディに手ブレ補正機能を内蔵する。ソニーでは今回出展した2機種のうち、1機種を年内に発売する計画。


 また、今後発売を予定している交換レンズのモックアップも登場。「大口径標準ズーム」「大口径広角ズーム」「望遠ズーム」「超望遠ズーム」「広角単焦点」「大口径広角単焦点」「望遠単焦点」「超望遠単焦点」の8本が展示されていた。交換レンズは今後1年以内に、「24-70mm F2.8」「70-300mm F4.5-5.6」「DT18-250mm F3.5-6.3」の3本を含む、合計で5本以上のレンズを発売する予定。


 コンパクトデジカメでは、4月6日に発売する「DSC-G1」に注目が集まっていた。1.86GBのメモリを内蔵しCCDは有効600万画素。無線LANとホームネットワークの標準規格「DLNA」に対応するのが特徴。別のDSC-G1やDLNA対応のテレビ、パソコンに画像を転送することもできる。本体に、MP3形式の音楽ファイルを保存することで、楽曲を再生しながら画像のスライドショーが楽しめる「音フォト」機能も搭載。ブースでは「音フォト」のデモンストレーションも行われていた。



●ペンタックスは「K10D」を中心のブース構成、最新交換レンズも展示

 ペンタックスは、昨年発売した中級者向けのデジタル一眼レフ「PENTAX K10D」をメインにしたブースを展開。「K10D」を中心に、交換レンズの豊富さや最新の交換レンズなどアピールしていた。


 「K10D」は有効1020万画素のCCD、本体内のCCDを水平と垂直方向に磁力で高速駆動することで手ブレを軽減する補正機構「SR(シェイクリダクション)」を装備し、発売後には品薄状態となった人気機種だ。



 交換レンズで入場者の興味を引いていたのが、近日発売予定のデジタル一眼専用の交換レンズ「smc PENTAX-DA★(スター)」シリーズ。「smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM」「smc PENTAX-DA★ 50-135mm F2.8ED [IF]SDM」が展示されていた。


 「16-50mm F2.8ED」が35ミリフィルムカメラ換算で24.5-76.5mm相当、「50-135mm F2.8ED」は76.5-207mm相当の画角で撮影ができる。非球面レンズや特殊光学ガラス、独自のレンズコーティング技術で画質を高めたほか、AF(オートフォーカス)用の超音波モーターを内蔵し、静かに素早くピントを合わせる「SDM機構」を搭載。ブースでは「K10D」などにレンズを付けて撮影できるようにするなど、体験コーナーも設けていた。

 「DA★(スター)」シリーズでは、9月発売予定の単焦点の「200mm F2.8(35ミリフィルムカメラ換算:306mm相当)」や「300mm F4(406mm相当)」、さらに12月発売予定のズーム「60-250mm(92-383mm相当)」、発売日未定の「35mm F2.8(53.5mm)」も参考出品されていた。



●プロ用デジ一眼のキヤノン、初心者用デジ一眼のニコン

 キヤノンブースの目玉は、2月に発表したプロ用のデジタル一眼「EOS-1D MarkIII」。ブースでは実際に「MarkIII」を触ることができるコーナーが設けられていたが、ユーザーが途切れることがないほどの人気ぶりだった。そのほか、同時に発表したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 10」「IXY DIGITAL 90」「PowerShot TX1」「PowerShot A570 IS」の展示も行われていた。


 一方、ニコンでは発表したばかりの初心者向けデジタル一眼レフカメラ「D40X」の体験コーナーが人気を集めていた。有効1020万画素のCCDを搭載した「D40」の上位機種で、ファミリーや女性などの一眼レフ初心者がターゲット。


 体験コーナーには男性に混じって「D40X」を触る女性の姿も見受けられた。コンパクトデジカメ「COOLPIX」シリーズのコーナーはそれほど大きくはなかったが、無線LAN機能を搭載した「COOLPIX S50c」などの最新機種を展示していた。

●「E-410」「E-510」が大人気のオリンパス、木製デジカメの参考出品も

 主要デジカメメーカーのなかでとりわけ人を集めていたのがオリンパスのブース。有効1090万画素で、世界最小・最薄・最軽量のデジタル一眼レフカメラ「E-410」、フォーサーズに対応したデジタル一眼レフでは初めてボディ内に手ブレ補正機構を搭載した「E-510」が主役だ。


 「E-410」は幅129.5×高さ91×奥行き53mm、重さ375gと小型軽量。基板構造設計や、歪みや破損に強い軽量素材などを採用することで薄型・軽量化を実現した。一方、「E-510」はボディ内に独自に開発した超音波モーターの撮像センサーシフト式手ブレ補正機構を搭載。手ブレ補正機能はフォーサーズシステム規格に準拠したすべてのレンズで利用できる。


 2機種とも、カメラのモニターを見ながら撮影できる有効1000万画素の「Live MOSセンサー」を搭載。ハイアングルやローアングルの撮影にも便利に使えるとあって、ブースではカメラを使って水着のモデルをハイアングルで撮影する体験コーナーも設けられていた。


 コンパクトデジタルカメラでは、3月20日発表した光学5倍ズームレンズを搭載する生活防水仕様のコンパクトデジタルカメラ「μ 780」、光学18倍の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-550UZ」などを紹介していた。




 またモックアップながら、カメラボディにヒノキを使った「木製」のデジカメも参考出展していた。材料のヒノキは高圧で圧縮、整形加工した。塗料やニスなどは塗っておらず、「木の感触が残り、使い込むほど味が出る」(オリンパス)。また、耐久性や落下性能も「プラスチックよりも上」(同)だという。製品化は未定。