ハレックス(越智正昭社長)は、気象庁が8月1日から「緊急地震速報の先行的な提供」を開始することを受け、緊急地震速報提供サービス「なまずきん」の提供を同日から開始すると発表した。利用料金は、基本月額が税別4万円から。別途、通信回線や通信機器、ハード・ソフト、設置調整費用がかかる。

 「なまずきん」は、地震発生の際に気象庁から提供される最初に来る波(P派)の初動データ(地震の規模や震源地/震源の深さ)をもとに、各地の震度予測や到達時間予測を算出し、IP-VPN(仮想私設網)や専用線を使って、その情報を即座に伝送するサービス。緊急地震速報を受信後、すぐにP波とS波の広がりを地図に重畳表示するため、利用者は、一目で地震波のリアルタイムでの伝わり方や現在地の震度について予想と実測を確認することができる。

 GISエンジンを使用したわかりやすい描画機能を持ち、ボタン操作によって瞬時に拡大・縮小表示が可能。代表地点だけでなく、震度計算用のターゲット地点を複数登録し、全国の地震による影響を監視することもできる。津波発生の恐れや各地の震度、津波警報、津波実況なども併せて提供する。警報機などと連動し、周囲への注意を喚起することも可能。

 「なまずきん」は、現在、テレビ朝日、日本テレビなど在京民放キー局3社をはじめ系列局が導入し、地震発生時の速やかな社内初動体制や取材体制の確立などに活用している。また、工場や病院、自治体などでも導入が検討されてる。ハレックスでは、初年度に150ユーザーの導入を見込んでいる。