シャープ(町田勝彦社長)は3月23日、被写体の撮影と距離の計測が同時に行えるCMOSセンサー「距離画像CMOSセンサー」を開発したと発表した。自走式掃除機での障害物検知センサーといった家電での利用をはじめ、セキュリティ機器の侵入者位置検出センサー、自動車用の衝突回避センサーなど新しい市場の創出を見込み、07年をめどに商品化を目指す。

 シャープ(町田勝彦社長)は3月23日、被写体の撮影と距離の計測が同時に行えるCMOSセンサー「距離画像CMOSセンサー」を開発したと発表した。自走式掃除機での障害物検知センサーといった家電での利用をはじめ、セキュリティ機器の侵入者位置検出センサー、自動車用の衝突回避センサーなど新しい市場の創出を見込み、07年をめどに商品化を目指す。

 距離画像センサーに関する基盤技術を持つ静岡大学電子工学研究所川人祥二教授と、スズキ(津田紘社長)との産学官共同研究で開発した。CCD技術で培った「電荷転送」と呼ばれる技術を用いて、特殊画素構造を開発。加えて、CMOSセンサー周辺に配置するLED(発光ダイオード)から被写体へ、一定の間隔で近赤外光を照射し、その反射光をセンサーが受光するまでの時間を計って距離を求める「TOF方式」を採用。

 2つの技術を組み合わせることで、被写体までの「距離」とその「画像」を同時に計測できるようにしたもので、システムの簡素化や小型化が可能となる。センサーは、QVGA(320×240万画素)の高解像度、毎秒30フレームの応答速度を持ち、高精細な画像を高速で認識できる。